【高い栄養価】モロヘイヤを自分で栽培して食べよう、健康志向
こんにちは。
昨年の日本政策金融公庫による消費者動向調査では、現在の食の志向は「健康志向」が過去最高を更新したという記事がありました。
健康志向の高まりは、医療技術・ヘルスケア産業の発展により長生きする人が増え、「人生100年時代」が到来したことが大きく、そして「健康な状態で長生きすること」が重視されています。
また、身体の健康を保つために日常的にどのようなことを行なっているかというアンケートに対して1位は「十分な睡眠をとる」でしたが、2位は「健康的な(栄養のある)食事をする」だそうで、やはり健康的な食事への関心が高くなっています。
モロヘイヤの勧め
皆さんは王様の野菜「モロヘイヤ」をご存知ですか?
モロヘイヤは野菜の中でも特に栄養価が高く、ほとんどの栄養がモロヘイヤ一つで摂取出来ると言っても過言ではないほど優れた野菜です。他の野菜に比べて何倍もの量の栄養が含まれています。
あまりスーパーで見かけない場合、手に入りにくい場合は自分で育てましょう。プランターでも育てることが可能です。
私は今年初めてですが、モロヘイヤを家庭菜園で育て、収穫しては食べています。
今日はそのモロヘイヤについて、①栄養価が高く健康効果が大きいこと、②家庭菜園での育て方、食べ方などを記事にしました。
モロヘイヤの栄養素と健康効果
モロヘイヤの栄養価が非常に高いことはよく知られている。
アラビア語で「王様だけのもの」という意味をもつ「モロヘイヤ」は、王様が独り占めしたくなるくらい高い栄養価があります。
特にモロヘイヤのカロチンはホウレンソウの4.6倍も含まれており、カルシウムはホレンソウの9倍も含まれています。
また、モロヘイヤに含まれるビタミンB1、B2がそれぞれホレンソウの5倍もあり、カリウム、鉄なども他の野菜に比べてはるかに多く含まれている。
これら栄養素によるモロヘイヤの健康効果には、免疫の活性化、がんや老化の予防、骨粗鬆症の予防、高血圧予防、精力増強作用、健胃効果、貧血の予防など様々な効能が挙げられます。
また、水溶性の食物繊維が豊富に含まれており、この食物繊維には便秘を改善、肥満や糖尿病予防、大腸がん予防など、生活習慣病の予防に優れた効果があると言われています。
モロヘイヤの育て方
モロヘイヤは25℃で発芽し生育には25℃~30℃が適しているとされている。暑さに強く気温の高い7月~8月にかけて最も生育度合が高く、比較的病害虫に強い植物なので初心者でも簡単に栽培することが出来ます。
土壌はやや酸性を好み、日当たりの良い、風通しの良い場所での栽培が適切です。
植え付けの2週間くらい前までに、堆肥や油粕などの肥料と共に土壌を中性よりもやや酸性の土壌にするために石灰剤を十分に混ぜます。
植付け前に、幅60cm高さ10cmくらいの畝を立て、地温上昇・乾燥防止の目的でポリマルチをかけます。
(土が乾燥するとモロヘイヤの茎が硬くなって食感が悪くなることがあります。)
プランター栽培する場合は、しっかりと根が張れるように深さ30cm以上の大型のものを使うのが良いでしょう。
苗の植付けは浅植えとし、たっぷりと水を与えます。
種を撒く場合、モロヘイヤの種には有毒成分を含有しているので、栽培者はもちろんのこと、乳幼児や愛玩動物が間違って口にするようなことが無いように気を付ける必要があります。
今回、私はホームセンターで苗を1つ買ってきて植え付けました。
2株以上植える場合は株間を30~40cmほど空ける必要があります。
植え付け後草丈が30cm~50cmに生育したら支柱を立てて安定させ、先端から10cm~15cmの位置で摘芯を行うことで側枝を生育させます。こうすることで食感の柔らかいわき芽を増やすことができます。
モロヘイヤの収穫は、芽先から15cm~20cmの柔らかな部分を摘み取って食べます。(食べ方は後述)
モロヘイヤは放置すると草丈が3mにもなるので、70~80cm以上にならないよう、常に収穫を続けます。
追肥は2週間に1回程度、畝肩辺りに1株あたり化成肥料約15gを与え、同時に水やりも行う。
モロヘイヤの収穫時期は、露地栽培では気温が25℃~30℃以上になる7月から11月中旬までとされる。

参考記事:モロヘイヤの育て方・栽培方法
https://xn--m9jp4402bdtwxkd8n0a.net/howto/moroheiya
モロヘイヤの食べ方
基本的には若い茎と葉を食べます。
開花後につくさやの中には毒素が含まれているので、誤って口に入れたりしないよう十分に注意します。
食べ方として、いろいろなレシピがありますが最も簡単なものを1例。
芽先から15cm~20cmの柔らかな部分を摘み取って収穫したものを、葉っぱを取って葉っぱと茎に分けます。
沸騰したお湯に塩少々を入れ、これに茎を入れて40秒ほど煮た後、そこに葉っぱを入れて20秒ほど茹でます。
お湯を切って茹でたモロヘイヤを冷水に浸し水気を絞ります。
細かく切って、かつお節と昆布だしなどをかけると美味しく召し上がれます。
下にURLを貼っておきますのでその他のレシピも見てください。
参考記事:kurashiru モロヘイヤのゆで方 レシピ・作り方
https://www.kurashiru.com/recipes/c43a7bc8-cc2a-4ad2-99f5-bf92eadbe34f
最後に
あまりスーパーで見かけない、又は手に入らない場合には自分で育てて収穫しましょう。
モロヘイヤはプランターでも栽培が可能ですので、マンション住まいの方はベランダで育てることも可能です。
モロヘイヤには沢山の健康効果があることを紹介しましたが、健胃効果があり夏バテを防止する効果も期待出来るので、モロヘイヤを食べて暑い夏を健康で乗り切りましょう。
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