昨年収穫した種を植えて咲いたマリーゴールド、そしてまた種を収穫

2020年12月12日

こんにちは、色鮮やかな花が好きなたか爺です。

今日は、毎年晩秋に収穫したマリーゴールドの種を春に植えて、又その年の晩秋に種を色別に収穫しているという話です。

こうすることで種や苗を購入する必要が無く、多少手間はかかるがほとんどお金を掛けずに庭を華やかにすることが出来ます。
我が家では毎年この方法で色別に種を収穫し、翌年春に種を植えて庭を鮮やかに彩っています。

次の写真は、昨年我が家の庭を華やかにしてくれたマリーゴールドです。

昨年植えたマリーゴールドの花壇(一部)

こんなに色鮮やかなマリーゴールドも、11月頃になると花も終わりに近づいてきます。

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種の収穫

枯れ始める前に、咲いていた時の花の色を札などに書いて茎の部分につけています。

花が終わったものを雨に濡れないように、そのまま枯れた花を取らずに根っこから引っこ抜いて吊り下げて乾燥させます。

株ごとに花の色を書いておく(〇印)

カラカラに乾燥したら枯れた花から種を収穫します。

(私は春の植える直前に種を回収して植えましたが、もっと早めに収穫して冷暗所に保存した方が発芽率が良いかも)

左の黒い種が良い。 右側は未熟な種

上の写真のように種は黒いのが正常であり、色の薄いものは未熟な種で発芽しないかと思います。

すぐに植えない場合は種を袋などに入れ、密封して涼しい場所で保存します。(冷蔵庫などがよいかも)

種蒔き

4月初め頃に、色別に種を撒きます。(あまり気温が低いと発芽しない)
あとの作業のことを考えて、たくさんの種を出来るだけくっつかない様に撒きます。

植える場所はポットでも花壇に直接植えても良いかと思います。
土は種蒔き培土などを使えば良いそうですが、お金が掛かるので私は培養土に畑の土を1:1くらいで混ぜてポットに入れて使っています。(一応芽はちゃんと出て来ます。)

種を撒いたら5mmくらい覆土してたっぷりと水を与えます。
芽が出るまでは乾燥させないように水をやっていると、1週間から10日ほどで芽が出て来ます。

芽が出てきたマリーゴールド(色を書いた札)

アップで見ると

水を切らすとせっかく出てきた芽が枯れてしまうので注意します。
また、発芽率が少し悪いのでたくさんの種を撒きます。

苗のポット分け

5月初め~中頃、1つのポットに1苗ずつに植え替える。
(ポットで花を咲かせてその花の色を確認するためで、種を植える時に色を明確に出来ていればいきなり植えたい場所に植えればよいと思います)

ポットからまだ小さい苗を土ごと取り出して、土を崩しながらゆっくり根を切らないように苗を1本ずつに分けます。
そして、苗1本を1ポットに植え、直ぐに水をあげます。

マリーゴールドは生命力が強いので、根っこを切らなければ根付いて来ます。

色別(赤、黄、橙)に分け、今年は全部で60鉢ほど作りました。

ポットに分けた小さい苗

土が乾かない程度に水を与え、週に1回ぐらい液肥を500倍くらいに薄めた水を与えると順調に育ってきます。

順調に育っているマリーゴールドの苗

この時、カタツムリの食害に気を付けます。(我が家の畑にはカタツムリがたくさんいます)
夜間にカタツムリが葉っぱを食べに来たりしますが、朝になると鉢底などに隠れていることがあるので探して除去します。

 

6月初めになると苗もかなり成長してきて、一部の苗には花が咲き始めました。

花が咲き始めたマリーゴールドの苗

いつまでもポットに入れているとあまり大きく育たないので早めに花壇などに定植します。

花壇への定植

我が家で植える苗の本数は20本ほどなので、花の色が確認できているものを花壇3か所に定植しました。
残りの40数本は、私が今年の春まで勤めていた会社へ持って行き植えてもらいました。

花壇の土にマグアンプKなど燐分の多い花用肥料を混ぜこみ、花の色と位置を考え20cmほど離して苗を定植します。

 

裏庭の花壇にマリーゴールドを定植する作業中

 

表庭にもマリーゴールドを定植した

満開のマリーゴールド

3週間~4週間に1回くらいは花の肥料(マグアンプKなど)を与え、水は与え過ぎてもいけないので少し乾いてきたら与えるようにします。

暖かくなるとものすごく生育して葉っぱの隙間が無いくらいになります。

本当は、病気を予防するために剪定をして風を通りやすくするそうですが、私は特に何もしていません。

満開になりましたが、葉っぱが茂り過ぎの状態です。

裏庭で満開に咲いたマリーゴールド
表庭に咲いたマリーゴールド
玄関先のマリーゴールド (右側は日々草)

花の終り頃、種の収穫

11月中旬にもなると、マリーゴールドはそろそろ枯れかけてきます。

枯れる前に種を収穫することを考え、花が咲いているうちに花の茎に色の分かる印を付けておきます。

そして花が終わったら株ごと根っこを引き抜いて乾燥させます。
(既に黒い種が出来ているようなら種だけを収穫して乾燥させればよい)

収穫した種を冷暗所に保存しておいて、翌年の春にまた植えます。
こうすることで肥料代は若干掛かりますが、あまりお金を掛けずにたくさんの花を咲かせることが出来ます。

皆さんも種を収穫して、沢山の色鮮やかなマリーゴールドを庭に咲かせてみませんか?

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最後までお読みいただき有難うございました。