日々草を挿し木で増やす方法(ガーデニング)

2022年8月1日

こんにちは、ガーデニング好きのたか爺です。

日々草は、赤、白、ピンクなどカラフルな色の花が咲き、混ぜるとお互いの色が引き立て合ってたいへん綺麗ですよね。

私は、鮮やかな色の花が好きなので日々草を大変気に入ってます。
今日は、その綺麗な日々草を挿し木で増やす方法を紹介したくて投稿しました。
手っ取り早く植物などを増やす方法として挿し木(挿し芽)があります。

挿し木(挿し芽)とは

挿し木(挿し芽)とは、茎や枝の一部をカットして、それを別の場所に移して発根させて増やす方法です。

植物のなかには種まきで増やすのが難しい種類もあり、また、種まきから育てると観賞用に楽しむまでに時間がかかる場合があり、そんな場合に挿し木(挿し芽)の方法を行います。

私は一昨年から、自宅の庭に赤・白・ピンクの3種類の色の日々草を植え、翌年も植えたいので晩秋には花の種の回収を試みています。
しかし、昨年は種の回収時期が少し遅かったせいで、白い花の種は回収できたものの他の色の種は全く採取できませんでした。

色の混合した10粒ほどの種が200円あまりで売られていて、気温にもよるが、種から育てるには2ヶ月あまりも時間がかかります。

したがって、今年も色とりどりのたくさんの花を咲かせたいので、苗がホームセンターに出始める5月頃に赤色とピンク色の日々草のポット苗を1つづつ買ってきて、それを挿し木して増やそうと試みました。

挿し木をするに当たり、日々草の挿し木の仕方をネットで検索してみたのですが、やり方について詳しく書かれた記事を見つけることが出来なかった。
仕方が無いので「挿し木の基本」をネットで調べて勉強し、自分でやってみたところ、上手く挿し木が出来ました。

今回、試行錯誤しながらやった結果がうまくいったので、自分が実施した挿し芽の仕方を備忘録として残すことにした。

※樹木の場合は「挿し木」といいますが、草花の場合は「挿し芽」というそうです。

実際の挿し木(挿し芽)の仕方

買ってきたポット苗の本葉10~14枚程度の時に、葉が6枚くらい付くように脇芽のすぐ上で茎を切って挿し穂を作ります。

    茎を切って挿し穂を作る


一番下の葉は取り除きます。
そして水分の蒸散を防ぐために下方の大きい葉は横半分にカットする。

 

挿し穂の茎の切り口はカッターナイフなどで斜めに切る。
切り口から水分を吸収するので、切り口の面積が大きいほど発根がしやすく、そのために斜めに切ります。

  茎の先端は斜めにカット

すぐに水を入れた容器に差し、数時間~半日ほど水を吸わせる。(水揚げ)


挿し木用土の準備
水はけがよく、清潔で肥料分がない赤玉土や鹿沼土、川砂などをポットに入れ、予め水を十分に吸わせておきます。
この用土の真ん中に割りばしなどを挿して、挿し穂を挿すための穴を開けます。

この穴に挿し穂を挿し、周りの土を押し込んで、たっぷりと水を与える。

このポットを直射日光の当たらない場所に置き、乾燥させないように1日に数回水を与える。
私はスポイトを使って、6時間おきに挿し芽の茎の付け根に約2ml/回の水を与えた。
(これほど頻繁に水を与える必要は無いと思うが、とにかく乾燥しないようにする必要がある)

挿し芽中のポット(窓際にて)

葉っぱで光合成を行うので明るい場所に置く。決して直射日光は当てないこと。
日に当たると葉っぱがフニャ~となってしまい、そのまま放置すると枯れてしまう。
また、風に当てると乾燥しやすいので風の当たらない、明るい室内がよい。

挿し芽を始めてから2週間ほどで根の出具合を確認してみた。
写真を拡大すると分かりますが、短い根が出てきています。

長さ1~2cmくらいの根が7~8本出ている状態だったのでもう一度ポットの土に戻した。

しかし、3週間くらいすると次の写真のようにかなり根が成長してきた。

このように、挿し芽を始めてから3週間から1ヶ月くらいして長い根が生えてきたら苗を露地植えするか、プランターに培養土を入れて植え付ける。この時マグアンプKなどの緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。

そして、さらに1ヶ月余りするときれいな花が咲き出しました。その後も1ヶ月に1回ぐらい緩効性肥料をあげると、この花が11月頃まで次々と咲き続けます。

挿し木(挿し芽)の生育は気温に左右される

挿し穂を挿してから根がつくまでに今回は3週間~1ヶ月くらいかかりましたが、これは挿し芽をしている時の気温によって変わってくると思います。
今回の挿し芽を実施したのは5月~6月で、室温が20~25℃くらいでした。
後述の【挿し木の基本】によると、25℃付近が一番良いそうで、それよりも低温の場合はもっと時間がかかり、あまり高温でもよくない、だそうです。
私が2回目の挿し芽をしたのが8月前半でしたが、室内でも30℃以上になると水分の蒸発が多いせいか、葉っぱが丸まって挿し穂がしおれてくることがあったので、少し涼しいところに移動して水をしっかり与えたら暫くして元気になりました。30℃以上は難しいのかもしれません。

また、今回は使いませんでしたが、「発根促進剤」というものがあり、これを使用すると発根する確率が高いそうで、挿し木の成功率が上がります。以下に安価な粉末の「発根促進剤」の広告を貼っておきますのでご参考に。

水管理の簡単な方法の検討(失敗話)

挿し芽の仕方は以上ですが、上記の方法では根が成長するまで水を切らさないように、水の管理が大変なので、水中に挿し穂を挿しておくだけで根を出させる方法も検討してみました。
過去に私が実施したマリーゴールドやミニトマトの挿し芽の場合には、挿し穂を水に1週間くらい挿しておくだけで簡単にたくさんの根が出てくれたので試してみた。

日々草の挿し穂を、時々水を替えたりしながら約1か月間様子をみたが根は全く出ず、切り口が徐々に黒っぽくなって萎れてきて枯れてしまった。この試みは2回室内で行っており、2~3日に1回水を変えたがダメでした。この時の室温は20~28℃であった。

日々草の場合は条件が厳しいのかも。

挿し木(挿し芽)の基本

岐阜大学 応用生物科学部 園芸学研究室の福井博一教授の公式個人サイトで、「挿し木の基本」について書かれたページを見つけましたので紹介します。
興味のある方のために、この記事の最下部に福井教授のサイトのURLを貼っておきますので詳しくはそちらをご覧ください。

以下に挿し木(挿し芽)する場合の基本的なことを、上記サイトの記事を簡単に纏めてみました。

水分管理

挿し穂の吸水は、主として切口から行われが茎表面からもわずかに吸収される。

挿し穂の採取直後は、乾燥を防ぐ目的で水に浸漬する。

葉からの水分蒸散は普通に行われるため、挿し木当初は蒸散を制限するために以下の処理を行う。

  • 挿し穂の葉面積が大きい場合には、葉を切除する必要がある。
  • 直射日光には当てない。(日向の蒸散量は日陰の4~20倍となる)
  • 風を当てない。(過度の風は過剰な蒸散を盛んにするため、風を当てない)

養分管理

切口からわずかに養分が吸収され光合成は行われるものの、基本的には茎内に含まれる養分でまかなわれる。挿し木をした直後から発根などの生存維持のために養分の消耗がはじまる。

温度管理

発根能力は25℃までは高まり、それ以上では低下する。

※樹木類は挿し木といい、草花類は挿し芽という。

参考ページ:岐阜大学の福井教授のサイトより

https://www1.gifu-u.ac.jp/~fukui/06-4-03.html

以上、日々草の挿し木(挿し芽)のやり方について纏めましたが、お役に立てたでしょうか。
最後までお読みいただき有難うございました。