【冷え性の改善に】乾燥生姜の作り方とその効能・効果

2021年11月22日

こんにちは、たか爺です。
皆さんは「乾燥生姜」って聞いたことがありますか?

生姜を乾燥して粉末にしたものですが、これには作る過程で生成したショウガオールが含まれています。
このショウガオールは、身体の深部から熱を作り出し、血流を良くしながら、体の芯から温めてくれる作用があるそうです。
紅茶や蜂蜜湯などの飲み物に入れたり、料理に入れたりして美味しく摂ることが出来ます。
手軽に摂取出来るので、特に冷え性で悩んでいる方には嬉しいものですね。

今日は乾燥生について、その作り方と、生の生姜とは違ったその効能・効果などを紹介したいと思います。

生姜の効能・効果については過去に記事を投稿したことがありますが、今回乾燥生姜の効果・効能を調べたらすごく良いことが分かったので冷え性対策として実際に自分で乾燥生姜を作って実践しており、これらについて紹介したいと思った次第です。

尚、生姜は家庭菜園でも簡単に作れます。
生姜は病害虫に比較的強いのであまり世話をする必要も無く、5月頃に種生姜を植えたら2回ほど追肥をするだけで11月頃には立派な生姜が出来ます。
生姜を自分で栽培したい方は私のブログ記事「大きな生姜が収穫出来ました【生姜の育て方、豊作】」を投稿していますので良ければ読んでくださいね。

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まずは生姜(生の)の効能・効果

生姜の効果・効能は有名で、医療用の漢方薬や健康食品に広く使われています。

生姜の効果・効能の中心となる成分はショウガオールとジンゲロールです。

ショウガオールは、血行を良くして体温を高め、脂肪や糖の代謝を促進してくれるのでダイエットしたい方に適していると言われています。
また、血液サラサラ効果や健胃・整腸作用などもあります。

ジンゲロールは、免疫細胞である白血球を増やして免疫力を高めてくれます。
免疫力が高まると、風邪やインフルエンザ、ガンの予防にもなります。

 

乾燥生姜の効能・効果

生姜を加熱したり乾燥させたりすると、生姜の成分であるジンゲロールの一部がショウガオールという成分に変化します。

したがって「乾燥生姜」にはショウガオールがたくさん含まれるため、体を温める作用が強いので冷え性の改善に効果的です。

また、膝や腰などの関節の痛みは体の冷えが原因で起こるため、体を温めることで関節の痛みを和らげることが期待できるそうです。

生姜の保温効果は数時間ほど継続するといわれています。

ただし、生姜の摂取方法に注意が必要で、生のまま食べると解熱作用により冷え性の方の体をさらに冷やしてしまう恐れがあるのです。

体を温めたい場合は、必ず生姜自体に熱を加えるか乾燥させた粉末で摂取する必要があります。

実際に私が乾燥生姜を食べた感想ですが、あんかけうどんに乾燥生姜をかけて食べてみた結果、もともと暖かいあんかけうどんは身体を温めてくれるので乾燥生姜の効果なのかはよく分かりませんが、食後も1時間くらいは身体が暖かかったような気がしました。

この記事を書いたのが12月という寒い季節なので、他にも暖かい豆乳や蕎麦にも入れてみましたが、やはり暖かい飲食物はそれを摂取するだけで身体が温まるので効果のほどははっきりしませんが、ショーガオールは体を温めるということなのでその効果はあるのだろうと思ってます。


次に、乾燥生姜の作り方を紹介します。

乾燥生姜の作り方

乾燥生姜の作り方はいろいろあると思いますが、一例を紹介いたします。

家庭菜園で収穫した生姜


まずは収穫した生姜をきれいに洗い、千切りにします。
千切りでなくてもスライスでも問題無いと思います。

千切りにした生姜

これを2~3日ほど天日干しにして

天日乾燥した千切り生姜

これをオーブンに入れて、100℃で約60分間加熱し、更に乾燥させます。

ジンゲロールがショウガオールに変化するのは80℃以上の温度が必要で、170℃の高温になってしまうとショウガオールが別のものに変わってしまう。
したがって乾燥温度は100℃くらいが適当です。

乾燥させたあと粉砕機を使って粉にするので、パリパリになるまで完全に乾燥させます。

天日乾燥無しで最初からオーブンを使った場合100℃×120分くらいで乾燥させても良いと思います。
私は電気代を節約するために、天日乾燥+オーブン乾燥を行いました。
(乾燥が不十分だと粉砕した時に粗い塊がたくさん出来ます。)

 

オーブンで乾燥した千切り生姜

完全に乾燥したものを粉砕機に入れて粉にします。

粉砕する前の状態

十分に乾燥していても、粉砕機では多少粗いものが残るようです。
ミルなら完全に粉状になるかもしれません。

粉砕した乾燥生姜

粉砕したら密封できる瓶に入れ、湿気らないために乾燥剤(シリカゲル)を入れて保存しておきます。
(粉の中に多少ツブツブがあっても問題ないと思います。)
尚、乾燥生姜は市販されているのもあるそうです。

保存瓶に入れた乾燥生姜

乾燥生姜の食べ方、簡単なレシピなど

乾燥生姜を使った、体が温まる簡単なレシピの一部を紹介します。
レシピはあの有名なcookpadにリンクしていますのでご参照ください。

蜂蜜生姜
 乾燥しょうがを煮出して、心も体もポッカポカになります。
 → cookpadのレシピへ

生姜豆乳
 ホット豆乳に生姜粉末を加えるだけで身体が温まります。
 → cookpadのレシピ

アップルジンジャーヨーグルト
 お腹に優しい簡単デザート、風邪やダイエットにも良いでしょう。

 → cookpadのレシピ

生姜あんかけうどん・蕎麦
 うどんや蕎麦を食べる時に、片栗粉を少量の水で溶いたものをかけ、さらに乾燥生姜の粉末を振りかけます。
 暖かくて体が温まります。
 → cookpadのレシピ

最後に

乾燥生姜は胃への刺激が強いので食べ過ぎに注意が必要です。
食べる量は大人で1日に5~10g程度までにした方が良いそうです。

生姜は「生」でも「乾燥」でも食べ方はいろいろで、目的に合わせての使い分けがおすすめです。
ちょっと体力を上げたい、風邪が気になる場合には、抗菌・抗酸化効果のある生の生姜を、体を温めたい場合は、胃腸から温めてくれる乾燥生が良いでしょう。

私は男のくせに冷え性なので、今後も乾燥生姜を積極的に取り入れていきたいと思っています。
ただ、私は胃が弱いので1日の摂取量は5gまでにしたいと思っています。

生姜(生or乾燥)はおいしくてヘルシーな野菜なので、皆さんも取り入れては如何ですか?
冷え性の方で体を温めたい場合は、加熱・乾燥させた粉末で摂取してみてください。

最後までお読みいただき有難うございました。