人参栽培にリベンジ、篩で土中の異物除去して又根対策
こんにちは、菜園好きの たか爺 です。
私は5年ほど前に初めて人参を栽培し、その時はタコの赤ちゃんみたいな又根の人参がたくさん収穫しました。
今回、又根対策をしてリベンジしたのでその結果を投稿しました。
5年前は以下の写真のような又根の人参ばかりを収穫しました。
又根の原因
又根の原因は、主根の直下に小石や未熟な堆肥や肥料などがあると又根になってしまうということだそうです。
今回、その又根対策をして人参栽培にリベンジしてみました。
今回私が行った又根対策とは、堆肥多完熟の堆肥を使い、あとは土の中にある小石などの異物を除去することでした。
収穫したときの結果を先に述べますと、又根はほとんど解消されていました。
土中の異物を取り除く
植える場所の土を約5mm目の篩(ふるい)にかけて小石を徹底的に取り除きました。
小石などを取り除いた土に石灰と完熟たい肥を混ぜ込み、その1週間後に8:8:8の化成肥料をまき、幅60㎝ほどで高さ15㎝ほどの畝を立てました。
種まき
畑の準備ができたので「時なし」と謳っていた5寸人参のペレット種を買ってきました。
時なし人参とは、春から秋までいつでもタネをまけることができ、どんな土地でもよく生育する人参の品種だそうです。
「時なし」はいつでもタネをまける、とは言うもののこの種の説明書には、中間地で3月上旬から中旬と書いてありました。
今回は無視して4/29に撒くことにしました。
【4月29日】
幅60㎝の畝に、条間20㎝で深さ5mmくらいの溝を掘り(2条)、この溝に約3㎝間隔でペレット種をまきました。
白い粒がペレット種です。
種を入れた溝に土を被せて軽く転圧し水をたっぷりとかけました。
乾燥防止にために、発芽するまでは不織布を掛けました。
発芽と生育状況
種蒔きから1週間余りで発芽してきたので不織布を取り除き、表面が乾燥させないように暫くは1日に朝夕と2回ほど水をかけました。
【5月23日】
種をまいてから4週間くらいすると本葉が2~3枚になってきたので、
1回目の間引きをして追肥と土寄せをしました。
そして乾燥防止の目的でワラを条間に置き、ワラの飛散防止にレンガを載せておきました。
間引き、追肥
さらに、本葉が5~6枚のころにも2回目の間引きをして株間10cm位とし、追肥と土寄せをした。
【6月10日】
さらに生育して、葉っぱが元気にどんどん伸びてきました。
収穫
【7月18日】
試しに抜いてみたらそこそこの大きさに育っていたので収穫することにした。
端から順に抜いていくと、大割れした人参がありました。
割れた人参はこんな感じで2本あり、これを「裂根」というそうですが、私は今回初めて見ました。
芯部の肥大にまわりの肥大が追いつかないために生じるそうです。
タキイ種苗の説明書では、根の初期生育が不良で収穫前の急激に肥大する時に発生する、とありました。
今回は植える前に土中の小石などを除去していたので、約50本ほどのうち又根が2本だけで済みました。
やや小さめの人参でしたが、篩などで土中の異物を除去すれば又根が防ぐことができました。
又根の大根や人参ができて困っている方は、土中の異物除去などを検討してみてください。
ご参考までに。
時なし人参とは、春から秋までいつでもタネをまいて栽培できる品種の人参です。早生系の五寸人参で、長さは15~20cm程度で尻まで太く、橙赤色に仕上がります。暑さや寒さに強く、病気にも強いのが特徴で、家庭菜園やプランターでも手軽に栽培できます。甘味に富み、煮物や炒め物、サラダなど幅広い料理に適しています
最後までお読みいただき有難うございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません