トウ立ちしない玉ねぎの育て方研究
こんにちは、たか爺です。
家庭菜園でタマネギを育てていると、花の蕾ができることがあります。
これは玉ねぎの苗が花を咲かせて種子を残そうとしているのです。
下の写真の赤丸◎の部分。
これをトウ立ちと言い、蕾ができ花が咲くと、玉ねぎの球が太らず硬い部分ができてしまいます。
今日は、家庭菜園で玉ねぎがトウ立ちする原因とその対策についての話です。
過去に何度も玉ねぎを作っていますが、硬くて美味しくない時がよくありました。
いつも葉が大きく育って、その割に玉が少し小さい感じで、植えた年によってはトウ立ちして硬いものが多い年があったようにも思います。
(男苗というやつでしょうか)
今年も葉は大きく育っていましたが、全体的に硬い玉ねぎは少なかったように思います。
しかし、少しだけですが小さくて硬い玉ねぎもありました。
硬い芯のある玉ねぎを収穫、その原因は?
玉ねぎの硬い芯ができる原因をいろいろとネットで調べて勉強しました。
いろんな記事を読み、それらをまとめると以下の4点が原因と考えられています。
①苗を植え付けるときの苗が大きい
②苗の植え付け時期が早い
③元肥に化成肥料が多い
④暖冬など気候の影響など
結局、冬の寒さに当てる前に上記のような理由で苗が大きく成長しすぎてしまうと花芽を分化させトウ立ちが起こるのです。
そうするとトウ立ちして硬い芯が出来るらしいです。
昨年の植付けから収穫までを振り返ってみた
そこで今年収穫した玉ねぎについて、原因を検討・確認するために昨年10月末の苗植え付けから収穫までの生育状況・経過を振り返ってみました。

私の住んでいるところは石川県なのでやや寒い所で、昨年の10月23日に、畝に堆肥と化成肥料を撒いて耕しました。
そして10月28日に、長さ20~30cmくらいの苗を近所のホームセンターで買ってきて、10月30日に苗を植えました。
苗の大きさには問題はないようですが、植える時期が若干早かったかもしれません。そのために成長が早まったのかも。
次は2月12日の写真で、冬の生育状況を見ると、既に苗がかなり大きくなっているように見えます。
当時、近所の人の畑を覗いてもこんなに大きくはなっていませんでした。
この時点で既に何かおかしい様に思います。寒くなる前に成長が進んでいたのではないだろうか。

次の写真は3月18日のもので、既に葉っぱが大きくなってきています。

5月1日では葉っぱがかなり大きく立っておりました。
やはり葉っぱが育ちすぎでしょうか?

5月9日の写真では我が家の玉ねぎの玉は全然小さいですが、よその畑を覗いたらそこそこ大きくなっておりました。
葉っぱに栄養を取られて身が大きくならないのでしょうか?

5月30日にはほとんどの葉が倒れていたので収穫しました。
中にはまだ立っている葉っぱもありましたが。

収穫したら一応そこそこの玉ねぎの大きさにはなっていました。
少し小さいのもありましたが、収穫して陰干ししています。

原因と対策
こうして振り返ってみると、原因として一番考えられるのは、苗を植えた時の元肥の化成肥料を与え過ぎたような気がします。
そしてもう一つ、苗を植える時期も少し早かったのではないだろうか。
家庭菜園で一番多い失敗は肥料のやりすぎとよく言われていますが、私も全般的にどの野菜にも肥料を多く与えているように感じています。
いつも気を付けるようにはしていますが、癖がなかなか治りません。
次回の植え付け時には、化成肥料をかなり少なくしたいと思います。
そして苗の大きさに注意し、植える時期をなるべく遅めにしたいと思います。
そしてうまく出来たら、肥料のやりすぎ、苗の大きさ、植える時期が原因であったという結果を記事にしたいと思います。
玉ねぎはプランター栽培も可能!
都会に住んでいる方、マンションなどに住んでいるなどで野菜を植える場所がない方、玉ねぎはプランターでも植えることが出来るそうですよ。
タマネギは株間をあまり広く開ける必要が無く、根も浅いのでプランター栽培でも効率よく収穫できます。
収穫したての新玉ねぎは、みずみずしく、歯触りがシャキとして、家庭菜園でしか味わえないおいしさです。
650型のプランターなら2条植えが出来るとのことです。
プランター栽培の詳細は「タマネギ栽培.com」などのサイトを参考にされては如何でしょうか?
尚、今回の新玉ねぎはさっそく生でスライスして美味しく食べました。
最後までお読みいただき有難うございました。


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