チューリップの球根は保存中も成長(花を咲かせる準備)をしている

2023年11月11日

こんにちは、チューリップの花が大好きな たか爺です。

チューリップは、その花が咲き終わった6月頃に球根を掘り上げて保存しておき、来春に花を咲かせるために11月頃に植え付けます。

保存中の球根

皆さんは、チューリップの球根が保存中にも成長・変化していることをご存じでしたか?

見た目では全然わかりませんが、球根の中では来春に咲くための準備をしているそうです。

富山県花卉球根農業協同組合様のサイトを見て勉強させていただきました。

多くの方にもそのことを知って戴きたくて、ここに投稿させて戴きました。
したがって農協様から引用した部分も多いかと思いますがご了承ください。

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保存中の球根の変化

❶6月に掘り上げた時の球根

新しくできた球根の中はりん片と小さな葉の原基のみだそうです。

掘り上げた球根、上からみたところ

❷7~9月の貯蔵中の球根内部

この時期の球根は休眠期ですが、次の写真のように、新たに花弁、おしべ、めしべ、茎といったすべての器官の原基が作られていきます。
また栄養がつまったりん片の基部には、わき芽や外側球芽といった子供の球根も作られます。
器官が出来上がったら次の写真のようになります。

チューリップ球根の断面(10月)
富山県花卉球根農業協同組合のサイトより引用

❸10~11月の植付時期の球根

涼しくなってきたら球根は気温の低下を感じ、根の出る部分(発根部)が膨らんで植え付けてもいい状態になります。

涼しくならない年は、例年よりも少し植付を遅くした方が良いでしょう。

また、チューリップは新しい根をつくる能力はないので、発根部は傷つけないように気を付けましょう。

この辺の話を詳しく知りたい方は「富山県花卉球根農業協同組合」様のサイト記事をご覧ください。


私は十数年ほど前から毎年チューリップをたくさん植えており、その間に気付いたり勉強したことについて何記事か投稿しています。
よかったら、私が投稿した チューリップに関する以下の記事などもご参考に!

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【チューリップ】花が咲かない小さな球根を大きくする方法

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最近は、異常気象や物騒な事件が起きたり、ウクライナ情勢など暗いニュースが多いような気がしますが、明るい鮮やかなチューリップの花を咲かせて、気持ちだけでも明るくしませんか?

最後までお読みいただき有難うございました。