九条ネギは根っこが分けつして株が自然に増え続ける
こんにちは、家庭菜園好きの たか爺です。
皆さんはネギを食べていますか?
今日は”九条ネギを植えておくと自然に分けつして無限に増える”という話を、写真をお見せしながらお話ししたいと思います。
わが家では菜園に九条ネギを植えておりますが、九条ネギは自然と根っこが分けつして株が増え、その増えた株を株分けして1本ずつ植え替えるとそれが太くなってまた分けつして更に株が増え続けます。
実際には一部を収穫して食べますが、残った株を分けつして増やしていけば、収穫しながら永遠にネギを買う必要がないのかなと思っています。
九条ねぎとは、京都原産の葉ネギで、柔らかく甘みがあり、独特のぬめりを持つのが特徴です。
参考までに、長ネギは白い部分を食べるのが一般的で、青い葉の部分は九条ねぎほど甘みやぬめりは強くありません。
1本から分けつして10本ほどに増えた九条ネギ
九条ネギとは
九条ネギは京都の伝統野菜で、主に葉を食べる葉ネギの代表的な品種です。
九条ネギは種および、苗から栽培が出来、苗には「ポット苗」と「干しネギ苗」の2種類があります。
九条ネギの生育適温は15〜25℃ほどで、寒さ暑さに強いので年中栽培できます。
日当たりの良い、水はけのよい場所を好み、酸性の土壌を嫌います。
プランター栽培も出来ます。
九条ネギは分けつして自然に増える
昨年の5月に九条ネギのネギ苗を買ってきて植えました。
次の写真は、ネギ苗を株間が数センチくらいで1本づつ植え付けたものですが、2週間ほどでこんな感じになりました。

さらに1ヶ月もするとこんなに伸びて太くなりました。

4か月経過して、株もとをみるとこんなに増えています。

右端の根っこを掘り起こすとこんな感じに、株が増えているのがわかります。
ネギは収穫せずに放っておくと、株の根元から新しい芽が生えてきて本数が増えます。
この苗が増えることを「分けつ(ぶんけつ)」というそうです。
分けつしたネギは、分けつしたままの状態だと株が密集しすぎていて、太く大きく育ってくれません。
また、株が密集していると、土寄せが出来にくく、土寄せをしなかったらネギの茎の部分が長く伸びてくれません。
このため分けつした苗が太く長く育つよう、株を一旦掘り起こして株分けし、適度な間隔を開けて植え替えしてやる必要があります。
分けつ苗の植替え
少しずつ間引きして食べているので株数は減っていますが、残った株を手で1~2本ずつに分け、20cmくらいの深さに掘り起こした植穴に植え替えました。

並べたら、根元にわらなどを敷き、土に化成肥料をパラパラとまいて植穴に土を戻して植替え完了です。

そして更に半年後に見たら、少しネギ坊主が出来ながらまた分けつして株が沢山増えていました。

その根っこを掘り起こしてみると、半年前に1~2本ずつに分けて植えた株が、写真のように1株7~10本くらいに分けつして増えていました。

これをまた1~2本ずつに株分けして並べて植え替えます。

この時、注意深く株の付け根付近を見ると次の写真のように、付け根から細~い芽が伸びかけているのが分かります。
この新芽が伸びて枝分かれしているのが「分けつ」です。


また株を増やすために、20cmほどの深さの植穴を掘って植え替えます。
並べたら根っこの上に稲わらなどを乗せ、土に化成肥料を少し混ぜて埋め戻します。
植替え完了。
分けつ後に植え替えしたら、ネギは永久に収穫を続ける!
こうして九条ネギは、残った株が分けつしては増え、それを掘り起こして分けて植え替える。
これを繰り返せばいつまでも自給自足が出来るのだそうです。
株の分けつには半年くらいかかるようなので食べる量の2倍くらいのネギ苗を一度植えたら、半年後に残っているネギを株分けして植え替える、という作業をすればいつまでもネギが無くならない計算になり、ネギ苗を買う必要もない。
但し、我が家の狭い畑でこんな少しのネギならすぐに食べ尽くしててしまって株が分けつをする前に無くなりそうです。
もう少し広い畑が欲しいと思っています。
今日は、九条ネギは分けつして株が自然に増えるという話でした。
最後までお読みいただき有難うございました。
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