皮が薄くて甘いミニトマト「あまぷる」を栽培・収穫、柔らかくて甘い!

2023年5月30日

こんにちは、たか爺です。

皆さんはミニトマトが好きですか?
ミニトマトは、口に入れるとぷちっと弾けるような食感が良く、サイズも手ごろということと、色は赤や黄色や緑、茶などもあり、お弁当の彩りによく使われます。

ただ、弾けるような食感がある反面、一般的には皮が硬いのでこれを気にしてあまり食べない人もいるようです。
ミニトマトにはリコピンやカロチンなど含まれる栄養素も豊富なので積極的に食べたい野菜でもあり、家庭菜園でも比較的簡単に作ることができるので、人気があります。

ミニトマトは種類が非常に多く、日本では約200種類ほどの品種が作られているそうです。
ホームセンターなどでもいろんな種類のミニトマト苗が売られており、私は毎年4月の終り頃に苗を買ってきて植えています。

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一般的に、ミニトマトは皮が硬い

しかし毎年、安価な苗から栽培して収穫したミニトマトは、皮が硬くてそれほど甘くもありませんでした。
家内はいつも「ミニトマトは皮が硬くて口の中に残る」と言ってあまりミニトマトを食べませんでした。
一般的にミニトマトの皮は肉厚で少し硬く、口の中で噛んだ時に”プチッ”と潰れますが、この食感が良いという方もいますよね。

皮が柔らかくて食べやすい、おいしいミニトマトの苗がないものかと思っていたところ、ホームセンターコメリで「超薄皮で甘い」と謳ったミニトマト苗「あまぷる」を見つけました。

今日は、その「あまぷる」を栽培して収穫した結果、謳い文句通りに皮が薄くて柔らかく、かなり甘かったのでこれをご紹介したいと思い投稿しました。
※「あまぷる」はカゴメとコメリが共同開発したミニトマトで、カゴメが開発した「ぷるるん」と同様に皮が薄くて甘いミニトマトです。
プチぷよ」という松島交配が開発したミニトマトも同様に皮が薄くて甘いそうです。

2023年4月29日追記
この記事を投稿して5年が経過しましたが、今でもホームセンターコメリで「あまぷる」が売っているのを今日確認しました。
今年は苗を越冬させるのを失敗したので、新しい苗を買おうか思案しています。税込み328円でした。


超薄皮で甘いと謳ったミニトマト苗を発見

今年も4月の終り頃に、皮が硬くないミニトマトの苗を探していたら、近くのホームセンターで「超薄皮で甘い」という謳い文句が書いてあった「あまぷる」を見つけたので1苗購入しました。

売れ残りの苗だったのか、元々300~400円くらいのものを値下げして150円で売っていました。

硬さや甘さを比較するために、濃厚な甘さと書かれた「濃いあま」というミニトマトの苗も1苗買って同じ条件で植えることにしました。果実の甘さは栽培条件などによっても変わるらしいですから。

 

※「あまぷる」はカゴメとコメリが共同開発したミニトマトで、カゴメが開発した「ぷるるん」と同様に皮が薄くて甘いミニトマトで、また「プチぷよ」という松島交配が開発したミニトマトも同様に皮が薄くて甘いと言われています。
それらは、皮が薄すぎるためにパックしてスーパーに輸送すると、傷がついて痛んじゃうのでスーパーでは売っていません。
しかし、自宅の庭で作って食べる場合は、輸送問題がないので皮が薄いのはいいですね。
まさに家庭菜園のために生まれてきた品種です。
「あまぷる」が売っていなければ「ぷるるん」や「プチぷよ」でも同じ食感だそうです。

2つの苗を同じ条件で定植して比較

同じ条件(日当たり、水分、肥料など)にするために、すぐ隣に並べて植えることにした。

畑の準備として、植える2週間ほど前に苦土石灰を全面に撒いて耕し、植付け約1週間前に堆肥と化成肥料(8:8:8)を撒いて再度耕した。

そのあと畝の中央に20cmくらいの深さの溝を掘って堆肥とヨウ燐少々を入れて埋め戻し、高さ15cmの畝を立てました。
植え穴を掘って苗を植え、その後10日程は風よけと寒さ対策のためにビニール袋で行燈を立てた。

次の写真は植付け3週間後で、左側が「あまぷる」、その右側が「濃いあま」です。(5/20)

左側が「あまぷる」、右側が「濃いあま」

最初のうちは毎日水をたっぷりと与えていましたが、根付いたところでシルバーマルチを掛けた。

追肥はいつも与えている化成肥料(8:8:8)に加えて、今年は甘くするために実がつき始めた頃に魚粉も与えました。
その後は2週間ごとに化成肥料を与えました。
次の写真は6月中旬の生育状況です。

右端が「あまぷる」、2番目が「濃いあま」、他は大玉トマト

7月に入ると下の方の実が赤くなり始め、順次収穫できるようになりました。

「あまぷる」の実が熟し始めた

ミニトマトを収穫、食感は予想通り

次の写真は収穫したミニトマトですが、右側の小さい方が「あまぷる」で、左側が「濃いあま」です。
「あまぷる」は表面は艶があって光っており、まるでサクランボのようです。
またこの写真ではわかりにくいですが、「あまぷる」は皮が薄いので少し透き通って中の緑色の種などが見えているような感じです。

 

次の写真は「あまぷる」(下側)と「濃いあま」(上側)の実を切断したものです。
実を切って中を比較してみると、「あまぷる」の皮が薄いのが分かります。

下が「あまぷる」、上が「濃いあま」

肝心の食感ですが、予想通り「あまぷる」は皮が薄いので柔らかいし、甘いです。(謳い文句通りでした)
一方、「濃いあま」はやはり皮が硬めでしたが甘さはそこそこありました。(昨年までより甘かった)
甘さは有機肥料(魚粉)のお陰でしょうか?

突然ミニトマトの株が枯れ、近くに撒いた石灰が原因か?

7月5日になると、写真のように突然「濃いあま」の株が先端から萎えてきて、水不足かと思い手当てをしたがとうとう枯れてしまった。
隣に植えてある「あまぷる」は全く元気なのに。

先端から萎えている「濃いあま」


そうしている内に8月初めころになると、今度は「あまぷる」の株が同じように萎えてきて3日程で枯れてしまった。
(下記写真の右端)

 

赤くなっていた実は収穫したがまだ青いものは捨てました。


ミニトマトの株が枯れた原因は、推測ですが、隣の畝との間に捨てた石灰によって根っこに強アルカリの水分が浸み込んだのではないかと考えています。

実は食品に付いていた乾燥剤の石灰(小袋入り)がたくさん溜まっていたので、処分するために畝間にまとめて撒いて埋めたのが雨によってミニトマトの根っこに届いたのでは?
「濃いあま」の方が木が大きく育っていたので根が先に畝間に届いたので先に枯れ、その後「あまぷる」も根が伸びてきて畝間に届いて枯れたのではないだろうか?
トマトの根は結構広く伸びることを考えれば大変不注意でした。残念!!

脇芽をプランターで挿し木していた

これでミニトマトが2本とも枯れてしまったわけですが、実は2種類とも生育途中の脇芽を挿し木してプランターで育てていました。
次の写真が挿し木から育てた「あまぷる」です。(8月8日撮影)

プランターに挿し木した「あまぷる」

こちらの写真は「濃いあま」を挿し木して育てたものです。(8月8日)

挿し木して育てた「濃いあま」

更に生育が進んで9月1日の写真です。
雨の日が続いたので「濃いあま」(右側)の実はすべてひび割れていますが、「あまぷる」の実はひび割れも無くきれいな状態です。
食感は露地植えして収穫した「あまぷる」と同じように柔らかくて甘かったです。

収穫が続いている「あまぷる」と「濃いあま」

昨年まで、皮が硬いからと言ってミニトマトをほとんど食べなかった家内も「あまぷる」は喜んで食べていました。
家内の要望もあり、私は来年も「あまぷる」を植えたいと思っています。
苗は高価なので(1本400円くらい?)、たくさん収穫したいなら1本植えて早い時期にたくさん挿し木すればよいと思います。
「あまぷる」を挿し木するという記事を近日中に投稿したいと考えていますので良かったら読んでみてください。

皆さんも一度「あまぷる」など、薄皮で甘いミニトマトを栽培してみてはどうですか?
尚、カゴメの登録品種らしいので、挿し木して増やしても他人に販売してはいけないみたいですよ。

《2019.9.22追記》「あまぷる」を挿し木で増やしたという以下の記事を投稿しました。
「皮が薄くて甘いミニトマト(あまぷる)を挿し木で増やして収穫増」

もし、近所で「あまぷる」が売っていなかったら、カゴメの「ぷるるん」か、以下に薄皮のミニトマト苗の広告を貼っておきましたので良かったら覗いて見てくださいね。
長々と書きましたが、最後までお読みいただき有難うございました。