室内で越冬させたミニトマト株を春先に畑で定植して豊作に
こんにちは、家庭菜園好きのたか爺です。
私の家庭菜園では、ネギの根っこだけを植えて再生してみたり、ミニトマトを挿し木して株を増やして収穫量を増やしたり、また菜園が非常に狭いので大根の密植え実験をしたり、スイカやメロン、かぼちゃ等の空中栽培(立体栽培)をしたりなど、ちょっとだけですが変わった栽培をしています。
今日、お話ししたいのは、昨年栽培していたミニトマトを秋ごろにポットに挿し木しておき、これを冬の間は室内(居間)で越冬させ、この越冬させた株を春先に畑に定植したところ、めっちゃ”豊作”になった、という話です。
何のためにこんなことをしたのかと言うと、四季のある日本ではミニトマトの株は晩秋になると寒さに負けて枯れてしまい冬を越すことが出来ません。
したがって、翌年の春先には1株400円ほどの苗を買ってくる必要があるわけですが、このミニトマト株を何とかして暖かい場所で冬を越させることが出来れば、越冬した株から挿し木して増やせば、春に苗を買う必要が無くなるのではないかと考えました。
挿し木の仕方は簡単なので、詳しくは「超薄皮で甘いミニトマト(あまぷる)を挿し木で増やして収穫増」を読んでみてください。
それを簡潔に述べますと、ミニトマトの脇芽を1週間程水に浸けて発根させ、それを土に差すと10日程で根が張って大きく育っていきます。
ミニトマトは毎年挿し木を越冬させれば永遠に育つ
ミニトマトは挿し木が非常に簡単で、脇芽を挿し木すれば株をドンドン増やすことが出来ます。
ミニトマトの株が古くなって終り頃になったらそこから脇芽を取って挿し木苗を作り、これを越冬させます。
これを繰り返せば、永遠に新しい苗を買う必要がない筈です。
実は、試しに昨年の秋の終りごろにミニトマト株から挿し木苗を作って我が家の室内(居間)で越冬させてみました。
冬の間の室内栽培で、始めた時は高さ10cmほどの挿し木苗でしたが、翌年の春先には1.2mくらいの高さまで伸びました。
(この時は時々液肥を与えていましたが、あまり肥料を与えず水だけで越冬させればそれほど大きくはならなかったと思う)
その間、真っ赤な果実が収穫出来ましたが、日照時間が短かったせいか全然甘くありませんでした。
この話を投稿した記事はこちら⇨真冬にミニトマトを居間で栽培してみた
畑に移植した越冬ミニトマト
冬が終わり暖かい春になったので、居間で越冬したミニトマト株を畑に移植しました。
畑への移植は、予め堆肥と肥料を混ぜ込んだ土に定植し、水をたっぷり与えました。
1ヶ月もすると次の写真のように、沢山の花が咲きました。この時はほとんど脇芽を剪定せずに伸び放題にさせていました。
脇芽を放置すると、いくらでも花が咲いて実が増えていくので果実が大きくならず、果実の甘みが損なわれるのと、葉っぱや果実がドンドン増えて入り乱れ、日光が当たらなくなるので、途中である程度は脇芽を剪定しました。
果実が大きくなり始めた頃に、果実を甘くするために”魚粉”を少し株元に追肥しました。魚粉には良質な天然アミノ酸が含まれており、果実を甘くしてくれるそうです。私はスイカやメロンでも甘くなるのを確認しています。
越冬株が元気に育って豊作に
更に1ヶ月もすると、一部で真っ赤なミニトマトが収穫できるようになり、以下の写真は8月中旬のものですが、さらにたくさんの果実がついて順に赤くなっていきます。
ただ、中心部などは葉っぱや果実が混んでいて日が当たり難くなっていたので少し剪定して透かしました。
果実が順に赤くなるので、真っ赤になった果実だけを収穫していきます。
越冬したミニトマト株は春になって畑に移植すると、生き返ったように元気に育ち、沢山の実を付けました。
果実があまり沢山なり過ぎると甘くなくなるようですが、魚粉を施したせいでそこそこ甘い果実になっていました。
1本仕立てと2本仕立ての収穫量の比較を
余談になりますが、実はこのミニトマト株を畑に定植する時に、出ていた脇芽をいくつか取って挿し木をしていました。
その挿し木苗を使って、ミニトマトの1本仕立てと2本仕立ての比較実験も同時に行っております。
1本仕立てと2本仕立てで、収穫量の比較や果実の甘さの比較などをするために、並行して育てております。
この越冬した株から春先に作った挿し木苗による1本仕立てと2本仕立ての収穫量の比較実験は以下の記事に投稿したので、興味がありましたら読んでくださいね。
【ミニトマト】1本の苗を2本仕立てにして収穫量を倍増する方法
挿し木や苗の越冬、収穫量を増やすなどをする場合、美味しい果実のできる苗を使ってやった方がやりがいがありますよね。
皆さんもミニトマト苗の冬越しをしてみませんか?
最後までお読みいただき有難うございました。
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