チューリップの球根を色別に堀り上げ
こんにちは、植物を育てることが好きな たか爺です。
昨日、チューリップの球根を堀上げました。
4月中頃から5月初めにかけて色鮮やかで綺麗な花を咲かせてくれたチューリップですが、来年も綺麗な花を咲かせるために、葉っぱが枯れた6月頃に一旦球根を掘り上げて乾燥・保存しておき、そしてまた11~12月ごろに植えます。

色別に分けて掘り上げました
チューリップの球根は、売っている時には何色か表示していますよね?
植える時に、花が咲いた時の色を考えて植えるので、何色の球根か表示している訳です。
一度植えて掘り上げた球根も、次に植える時には何色の球根か分かればいいですよね。
だから、私は球根を掘り上げる時に色別に掘り上げています。

球根を色別に堀り上げることが出来るように、花が咲いているうちに、その色が咲いている地面に割りばしなどを刺して印を付けておき、下のような簡単な区画図のようなものを描いておきます。

花が終わったら早めにめしべを取り除き、水と肥料を与えながら茎や葉っぱが枯れるのを待ちます。
葉っぱが緑色をしている間はしっかりと光合成をして球根に養分を貯めています。
そうすることで球根を太らせることが出来、翌年も花を咲かせることが出来る訳です。


掘り上げる時は球根を見ても色はわからないので、前もって描いておいた色の区画図を元に、印の割り箸を頼りに色別に球根を掘っていきます。
この時、球根に傷を付けないように注意深く掘ります。

掘った球根は土を落とし、分化(分裂)した球根は分けてそれぞれ綺麗にします。
分裂して、小さい球根がたくさん出来ました。
あまり小さい球根は花が咲かないので捨てます。
また、中には腐った球根もありましたがこれらも全部捨てます。
尚、浅植えすると小さい球根がたくさん出来るそうですので、植える時は出来るだけ深く(10センチメートルくらい)植えるようにしましょう。
中くらいの球根は、来年は花が咲かないかもしれません。
しかし、肥料を撒いて植え付けるとその年は葉っぱだけかもしれませんが、葉っぱが枯れるころには球根が大きく育ち、その球根は次の年には花を咲かせるでしょう。
※花が咲かない小さな球根を大きく育てる方法は以下の記事をご参考に!
【チューリップ】花が咲かない小さな球根を大きくする方法
掘り上げた球根を色別に、排水口ネットなどの通気性の良い袋に入れます。


何色の球根か分かるように色をメモした紙を球根と一緒に袋に入れて日陰に干します。
この球根を11月から12月の、十分に寒くなった頃にまた植えます。
こうすることで来年も好きな場所に好きな色のチューリップを咲かせることが出来ます。
※ 稀に球根が病気になることがあります。球根が病気になると、球根が腐ったり花が枯れたり、また、病気が他の球根にも移ることもあります。
球根の病気を予防するために消毒する方法は以下の記事をご参考に!
チューリップの病気対策、球根の消毒の仕方
尚、私は十数年ほど前から毎年チューリップをたくさん植えており、その間に気付いたり勉強したことについて何記事か投稿しています。
よかったら、私が投稿した チューリップに関する以下の記事などもご参考に!
チューリップの球根は保存中も成長(花を咲かせる準備)をしている
1個の球根に複数の花が咲いたチューリップ、突然変異のチューリップか?
チューリップ、今年も咲きましたが・・・、色が変なのは自然交配?
最後までお読みいただき有難うございました。
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