【チューリップ】花が咲かない小さな球根を大きくする方法

2022年9月23日

こんにちは、色鮮やかな原色のチューリップの花が好きな”たか爺”です。

チューリップは、毎年花を咲かせていると球根が段々と小さくなっていきます。
そして小さくなった球根は植えても葉っぱしか出てこなくて、花が咲かないことが多いですよね。

今日は、そんなチューリップの小さくなった球根を、花が咲くような大きな球根にする方法を、私が実際に試してみて大きな球根が収穫出来たのでご紹介したいと思います。

チューリップの球根の変化

球根を晩秋に植えてから、翌年の春に花が咲き、6月頃に球根を掘り上げるまでの流れを絵で表すと次のようになります。


花が咲き終わった後、元々は1個の球根がいくつかに分かれて小さくなっています。

これは、元々あった球根(親球)が消滅して新しい球根(子球)がいくつかできているのです。

球根が小さくなる理由

チューリップは花が咲いて花びらが散り始めたらすぐにめしべが残らないように花部分を手で摘み取ります。
花を摘むことによって、本来タネを作るために使われる養分が球根を太らせる為に使われるようになり、球根が充実して来年も花を咲かせられるような大きな球根になるのです。
①分球により球根が小さくなる
しかし、葉っぱが枯れた6月頃に球根を掘り上げますが、この時に掘り上げた球根をよく見ると、元々は1個の球根だったのが写真のように幾つもの小さい球根に分かれていることが多いのです。

掘り上げた球根(分球して数が増えているが小さくなっている)

球根の種類によっていろいろですが、チューリップの場合は球根が更新するタイプで、親球が消滅して新しい球根(子球)が数個できます。
これを分球といい、元の球根が分球して幾つかの小さな球根になってしまいます。
だから数は増えますが小さい球根になるのです。

②養分が足りなかった場合も球根が小さくなる
球根が小さくなるもう一つの理由として、球根を太らせるための養分が足りなかった場合が考えられます。

新しい球根(子球)が出来る時に肥料が足りなかったり、日当たりが悪く光合成が十分に出来なかった場合には小さい球根しか出来ないのです。

秋にこの小さい球根を植えても翌年の春には葉が1枚だけ出て花が咲かないことが多いのです。
したがって、小さい球根に花を咲かせるには一度球根を大きくする必要があります。

大きくした球根を植えると翌年には花が咲きますが、花後にまた小さい子供の球根がつく場合が多いです。

※参考:花を摘むのにハサミなどを使う人もいるようですが、それはウイルス伝染の原因になるのでやめた方がよいそうです。

小さな球根を大きくする方法(実演)

実際に小さい球根を植え付けて大きくしたので、その時の写真を提示しながら説明します。

球根を大きくする方法は至って簡単で、普通に球根を植えるのと同じように、肥料を施して小さい球根を普通に植え、葉っぱしかでなくても水を切らさないようにし、葉っぱが枯れた頃に球根を掘り上げるというものです。

晩秋の頃(12月11日)、小さい球根(15mm~20mmくらい)を、元肥を施して普通に植え付けます。(それよりも小さい球根は捨てました)

小さい球根ばかりを植えたプランター、昨年の12月11日

植え付ける時の球根の間隔は球根の直径(20mm)以上とし、元肥はリン酸成分の多い肥料を与えます。
私はいつも肥効の長い「マグアンプK 中粒」を与えています。
(肥料成分比が窒素:リン:カリ=6:40:6)

そして春になると、予想通り小さい球根なので大抵は花が咲くことも無く、ほとんどは葉っぱが1枚しか出て来ませんでした。
44球植えて3本だけ花が咲きましたが、これは逆に、小さい球根でも、僅かですが花が咲く場合があったということです。

花が3つ咲いただけで殆んどは葉っぱだけのチューリップ

葉っぱが枯れるまで、時々薄めた液肥を与えながらしっかり光合成をさせます。
そうすることで球根に養分が蓄えられて大きな球根になり、翌年は花を咲かせることが出来るでしょう。

そして葉っぱが枯れた6月頃に球根を掘り上げると、植えた時の球根よりもかなり大きくなっていましたが、小さい子供がくっついているものもありました。
大きくなった球根というのは、植えた時の球根は消滅し、新しく出来た球根(子球)が養分を蓄えて太ったものです。


次の写真はこれらを掘り上げた時のもので、少し堀り上げ時期が早かったような気がします。

もう少し、しっかり葉っぱが枯れるまで光合成させた方が球根をもっと太らせることが出来たかもしれません。

花が咲いた球根(左)と、葉っぱだけの球根、今年5月25日

左側の3つは花が咲いていた球根で、その右側は葉っぱ1枚しか出なかった球根です。
どちらも子供の球根を除けば、直径30mmくらいから大きいもので40mmくらいになっていました。
いずれの球根も植える時には直径15~20mmくらいしかなかった球根ですが、直径が2倍くらいに大きくなっており、翌年には花を咲かせることが出来るでしょう。

子供の球根は球状というより薄っぺらいものが多いですが、球状のもので直径15mm~20mmくらいでした。
この球根は、再度同じように植えればまた大きくすることが可能です。

掘り上げた球根は土を落として乾燥させ、色別や大きさ別に網袋に入れて晩秋まで保存しておきます。

風通しの良い場所で晩秋まで保存中

チューリップ農家の仕事は

チューリップ農家では小さい球根を大きくする作業も行っているそうです。
チューリップ農家では、大きくなった球根は市場に出荷し、小さい子供の球根をまた植えて大きくしているのです。

このサイクルがチューリップ農家の仕事だそうです。

興味のある人は小さい球根の大きさ(直径など)を測っておいてから植えてみてください。
肥料を与えて日光を当てることで花は咲かなくても球根が大きくなる筈です。
翌々年にはしっかりと花を咲かせてくれることでしょう。

※ チューリップの植え方・育て方については下記の記事をご参考に!
【ガーデニング】チューリップの植え方、花後の処理も重要

チューリップは病気になる場合があり、病気を予防するには球根の消毒が必要です。
球根の消毒方法を投稿しましたので良かったら以下の記事をお読みください。
https://takajii-cultivation.net/how-to-combat-diseases-of-tulips-and-disinfect-bulbs/

皆さんも、色鮮やかなチューリップの花を咲かせて楽しみませんか?

最後までお読みいただき有難うございました。