春先の畑で命拾い、冬眠していた太り気味のカエル

2023年12月10日

こんにちは、家庭菜園好きのたか爺です。

今年も4月に入るとかなり暖かくなってきました。
毎年4月末頃には夏野菜などを定植するので、先日からそろそろ畝の準備をするために畑を耕し始めました。

今日は、鍬で畑を耕していたら土の中から大きなカエル(8cmくらい)が出てきてビックリしたという話です。

私がこの畑で家庭菜園を始めてから十数年になりますが、毎年春先にはたくさんの夏野菜を植えるためにまずは畑全体をクワで耕します。

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茶色い塊が動いたのでビックリ!

クワで土を起こした次の瞬間に、そのすぐ近くで眠っていたカエルが異変を感じて衝動的に動いたのでしょうか?
土とほぼ同じような色をした塊が少し動いたのでビックリ!
私は腰を抜かしそうになりました。

土の中で冬眠していたカエル

肝っ玉の小さい私は、一瞬でしたが、わーつと声を上げてのけ反りました。

地表面より5cmくらい下の土の中にカエルが冬眠していたのです。
何年もこの畑を耕していますが、土の中で冬眠していたカエルに出くわしたのは今回が初めてでした。

私は土を起すために、持ち上げたクワを地面に振り下ろしして土に突き刺していた訳ですが、クワを刺す場所がもう少しずれていたら、カエルの体にクワが突き刺さっていたかもしれないと思うとゾ~としました。

私がカエルの上の土を払ってもカエルは逃げず、目は開いていましたが体はほとんど動きません。

 冬眠していたカエル

目を開けていても、まだ脳は働いていないようです。

こんな土の中に数か月間も潜っていて窒息しないものなのかと不思議に思ったので、カエルの冬眠について少し調べてみました。

カエルの冬眠の仕方

調べた結果は以下の通りです。
カエルは、変温動物なので冬になってまわりの温度が下がると体温も下がり活動できなくなるそうです。
カエルの種類や生息している場所によって異なりますが、基準としては最高気温が10℃以下になったタイミングで冬眠に入ると考えられています。
それで、土の中や落ち葉などの下にもぐって寒い冬を過ごします。
気温や地表面の温度が大きくかわるのに比べると土の中の温度はあまり変わらず、地下10センチでは1日中に3度ぐらいしか変わらないそうです。
冬眠中は、じっとしていて目を閉じ呼吸もあまりせず脈もわずかしかうちません。

冬眠をする動物たちは、その前に食物をたくさん食べますが、これが消化されると、どんどん脂肪分にかわって体に蓄えられるのです。
カエルも同様だそうです。
冬眠中は、じっとしていますし体温も低く呼吸も少ないので体があまり疲れません。
それで、脂肪体が少しずつ消化されて栄養分として体に行き渡り生きていけるのです。
触ってもわからず、ぐったりして死んだようになっています。

そして、春が訪れて、脂肪分も少なくなると体温ももとにかえり、再び元気になって、活動し始めるそうです。

種類はトノサマガエルか

今回見つけたカエルの大きさや色、模様や太り具合などから判断すると、種類は「トノサマガエル」のメスではないかと思われます。
ちょっと太り気味ですね。

これもネットの写真を見比べながらいろいろ調べてみました。
以下のトノサマガエルの記事の写真を見る限りでは、模様の形や色などがそっくりですね。

出典:http://www.hkr.ne.jp/~rieokun/frog/tonosama.htm

我が家の畑のすぐ横に側溝がありますが、田んぼの時期でないとほとんど水が流れていないのでここでは繁殖は難しいかもしれません。
ただ、100mくらい離れたところに田んぼがたくさんあるのでそこで繁殖して移動してきたのかも。
そう言えば、毎年暖かい季節では雨が降りそうになると何匹かのカエルが「ゲロゲロ」とよく泣いていましたが、今回見つけたカエルはそのうちの一匹かもしれません。

カエルへのお願いなど

私は子供の頃に、カエルにかなり残酷なことをした記憶があります。
残酷なことの具体的な内容は書けませんが、動物の命の尊さが分かる今ではとてもそのようなことは出来ません。

今回畑で冬眠していたカエルは、畑の周囲の植物の陰にある落ち葉の上にそっと置いてあげました。
カエルは、畑ではナメクジやいろんな虫を食べてくれるというので私にとっては益獣です。
うちの畑にはたくさんの虫たちがいるので、しっかり虫を食べてもらいたい。
とはいうものの犬や猫などと違って、カエルって男の私でも正直言ってあまり気持ちの良い動物ではありませんよね。
しかしカエルはカエルとして一生懸命に生きているのでしょう。
出来れば畑の中の土に潜って冬眠するのは自粛して戴けないでしょうか?
畑以外なら良いのですが、もし畑で冬眠するなら3月中には起きて地中から出てきてほしいです。
カエルの寿命は数年ぐらいだとか。
カエルさんの短い人生(蛙生?)だから怪我をしないで全うしてくださいね。

今後もクワの刃部がカエルに刺さらないことを祈って畑を耕します。

最後までお読みいただき有難うございました。