自宅の庭で椎茸を栽培してみました【家庭菜園】

2023年11月26日

こんにちは、石川県の片田舎に住む たか爺です。

皆さんは椎茸が好きですか?
椎茸はそのままバター焼きにしたり、寒い時は鍋に入れるなどいろんな食べ方がありますが、どんな食べ方にしても美味しいですよね。

その椎茸ですが、自宅で栽培できることをご存知ですか?

ホームセンターや通販サイトなどで椎茸の栽培キットが売られています。
それを適切な場所(直射日光が当たらないなど)に放置しておくと椎茸が収穫できるそうです。

今日は、椎茸栽培のやり方を勉強して、我が家の庭で椎茸の栽培を始めたので、それについて綴りました。

原木※や種駒などが売っていて、ほだ木を自分で作ることも出来ますよ。
※原木:椎茸栽培に向く原木の種類は「クヌギ」や「コナラ」の木です。
※種駒:キノコの菌種が含まれる木ダボのような形状をした物で、ホームセンターやネット通販で購入できます。


ほだ木をもらってきました

先日、石川県の能登に住んでいる親戚の家に行った時に、椎茸の「ほだ木」をもらってきました。
※ほだ木とは椎茸が発生する状態になった木をいいます。ほだ木の作り方は後述。

下の写真がほだ木です。

田舎でもらってきた椎茸のほだ木(5本)

この「ほだ木」を適切な環境(後述)の中で保存しておくと、秋の終りごろから春ごろまで椎茸が収穫できるそうです。

ほだ木の作り方や保存場所の条件などに興味があったので調べてみました。

ネットで調べると、椎茸の生産者や組合などのホームページに、わかりやすい説明が記載されていました。(記事の最後にURLを記載しておきます)

※当サイトは、広告主によるアフィリエイトプログラムに参加していますが、記事内容には公平さを心がけています。

ほだ木の作り方

まず「ほだ木」の作り方ですが、1mくらいの長さに切った原木(クヌギやこならなど)の側面に、ドリルで直径10mmくらいで深さが20~30mmの穴を開け、その穴に種駒(円筒状の椎茸菌、通販でも売っている)を打ち込んで作るそうです。

原木や種駒は近くのホームセンターで売っているのを見たことがあります。
Amazonなどの通販サイトでも売っていました。

先ほどのほだ木の写真を拡大すると分かりますが、1本につき40~50個の種駒(白く丸いもの)が打ち込んであります。

ほだ木、白くて丸いものが種駒

ほだ木の保存条件など

これが重要なポイントです。

㈶日本きのこセンターや椎茸協同組合のホームページには以下のように記載されていました。

「ほだ木の保存場所として望ましい環境は、直射日光が当たらず、十分に雨が当たり、かつ通風が適度にあり、排水の良い場所になります。

建物や塀の壁、庭木に立て掛けてもよいが乾燥させないように工夫する。
直射日光は厳禁。日が射すところは遮光ネットなどで日陰を作る。
雨が当たらないとよくない。
庭先では散水をこまめに行う。」

以上の説明を読んだ上で、実際の作業へ。

ほだ木を叩いて、冷水に24時間浸水

まずは、ほだ木を金づちなどで叩いて椎茸菌をびっくりさせる、とありましたので、金づちで思いっきり叩きました。

次に、冷水に24時間ほど浸水させました。

長さ1.5m、幅0.5m、深さが0.3m程度の容器が必要ですが、わざわざ買ってくるのはもったいないと思い、有り合わせのものを検討しました。
適当な容器が無かったのと、写真のようにコンクリートタイル(25cm角で厚さ3cm)が近くに沢山あったのでこれを周りに積み上げてプールを作り、その中に農業用のマルチを敷きました。(適当な容器が無かったら大き目のビニール袋などでも良いかと思います)

そのなかに水を張ってほだ木2本を入れ、冷蔵庫の氷をあるだけ入れました。氷が必要かどうか分かりませんが。

ほだ木を浸水する

ほだ木が浮いてしまうのでブロックを重しにして抑え、マルチで包むようにして24時間放置しました。

この状態で24時間放置する

これを2本ずつ3日間で5本を完了した。

この冷水に浸ける作業は結構大変でしたが、本当に必要なのでしょうか?
数日ほど、時々水を掛ける程度ではだめなのでしょうか? という疑問を持ちながらやっていました。

ほだ木の立てかけ、保存

次に、ほだ木の立てかけですが、
我が家では以下の写真のように、パイプで自作した自転車小屋の外に、レンガを敷き、倒れないようにパイプに立て掛けました。
ここならほぼ日陰だし、雨が降れば雨もかかるので最適かと。

我が家のほだ木の保存状況

椎茸の発生~収穫

同様に、菌興椎茸協同組合のホームページに以下のように記載されていました。
「秋から春まで断続的に発生する。冬期は低温、乾燥で成長が止まるが、袋掛けなどで成長を促進する。春は成長が早いので採り遅れないように採取する。」

3年ほど前にも親戚から椎茸のほだ木をもらってきたことがありましたが、その時は保存する環境など全く知らずに放置していたので、1シーズンで3本のほだ木から椎茸を10個くらいしか収穫出来ませんでした。

今回はしっかりと管理して、大きな椎茸をたくさん収穫したいと思います。

どうです、あなたも自宅で椎茸栽培をやってみませんか?
管理が面倒だという方は、放置していても環境さえ良ければある程度は収穫できると思いますよ。

参考までに、以下に菌興椎茸協同組合のホームページのURLを載せておきます。
椎茸栽培に興味のある方は勉強になると思うので読んでみてください。

http://www.k-siitake.com/business/cat1/

最後までお読みいただき有難うございました。