初めての人参栽培、変な形の人参がたくさん出来ました

2023年12月4日

こんにちは、たか爺です。

最近、わが家の家庭菜園で初めて人参を栽培したのですが、変な形(股根)の人参がたくさん出来ました。

人参は代表的な「緑黄色野菜」として知られており、そのβカロテンの含有量は野菜の中でもトップクラスで、ビタミンB群やカリウム、食物繊維などの含有量も多い。健康を維持するためにもたくさん摂取したい野菜ですね。

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今日は奇形の人参が出来た原因と対策について、ネットで調査したことと、今回の人参栽培で実施したこと、およびその反省点も含めて記事にしました。

写真のように、こんな奇形の人参が半分くらい獲れました。(残り半分はまともなものでした)

収穫した奇形な人参

次の写真は一番ひどいもので、股根だらけです。

目を描くとまるでタコみたいですよね。

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まずは栽培した手順など、やったことの確認

奇形の人参が出来た原因や対策について調査した結果をまとめる前に、今回の人参栽培について、畑の種蒔き準備から収穫するまでにやったことを時系列で一通り確認します。(人参初心者ですので)

❶土づくりと種蒔き

4/15 畑に苦土石灰と堆肥をまいて良く耕し、幅50cm高さ15cmの畝をたてました。

4/21 条間20cmで2条植えをするために、棒で1cmくらいの深さの溝を2本引き、この溝に1cm間隔くらいで人参の種を撒きました。種類は「時なし5寸」です。

種を撒いたら覆土・転圧し、たっぷりと水を掛けました。
まだ気温が低いので保温・保湿のために透明マルチを掛けて発芽するのを待ちました。
本葉6枚頃までは乾燥すると根の異常の原因になるそうです。


5/4 透明マルチを通して発芽してきたのが見えたので、マルチを取り除き、乾燥防止のために芽に邪魔にならないようにワラを敷き、水をたっぷりとまきました。その後も毎朝必ず水を掛けていました。

小さい芽が出ています

❷間引きと追肥

5/21 種蒔き後1ヶ月になるので間引きと1回目の追肥を行います。
次の写真は間引きする前。

次の写真は間引き後(密なところを粗く間引きした)
間引きしたら条の両側に化成肥料(8:8:8)を撒き、土寄せをした。

 

6/11 2回目の間引きと追肥。
間隔が10cm程度になるように再度間引きをして条の両側に化成肥料(8:8:8)を与えて土寄せを行い、たっぷりと水を与えた。

間引きして収穫した可愛らしい赤ちゃん人参は、葉っぱも全てかき揚げにして戴きました。

❸収穫

8/2 種蒔き後110日になったので収穫することにしました。(100~120日で収穫出来るそうなので)

 

収穫した人参です。 立派なものもあるが小さくて変形したものも結構あった。

葉っぱを取り除いて水で洗ったらこんな感じでした。太さも十分で、長さは15cm~18cmくらいありました。

 

しかし、半分くらいはこんなに変形した人参でした。

 

奇形の人参が出来た原因や対策についての調査結果

奇形の人参が出来るのには、いくつかの原因があるようです。

ネットや書物で集めた情報を整理すると、原因は以下の4点が考えられるそうです。

直根の真下に土塊や石ころがあったり、作土が浅い場合
主根はまっすぐ下に伸びるが、そこに土のかたまりや石などの障害物があると、股根が発生しやすくなるので、栽培場所の石などはていねいに取り除き、土をよく耕しておく必要がある。

未熟な堆肥や化成肥料を多く散布している場合
主根が伸びた先に未熟な堆肥や化成肥料などがあり、主根が直接それらに触れると、股根が発生しやすくなる。土を深く耕し、元肥と土とをよく混和させ、またこれを3週間以上前には行う必要がある。

土壌が酸性化している、またはpHを調整していない場合
タネまきの3週間以上前に、苦土石灰を1㎡当たり、2握りを施し、良く耕しておく。

土壌センチュウによる食害の可能性
害虫も主根にとって障害になり、股根の原因になります。
ニンジンは連作障害は出にくいほうですが、連作するとセンチュウの害が出やすいので、前作の収穫後には土壌消毒をしたり、タネまき前にボルテージ粒剤で防除する。

以上の原因のうち、今回一番考えられるのは①と②だと思います。
最初に石灰と堆肥を撒いて土作りをした時、ある程度深く耕したつもりでしたが、小石などの異物の除去についてはあまり意識しておらず、異物が残ったままでした。
また堆肥を撒いてから種を植えるまでの期間が1週間しかあけていなかったので未熟な堆肥が残っていてこれに生長点が当たった可能性があると思います。この生長点に異物があると、二股以上に分かれて成長してしまいます。

これらの注意点について、大根を植える時にはいつも気を付けていたのですが、ニンジンも同じ根菜なのに今回はあまり考えずに栽培してしまった。

次回からは以上の点にも気を付けて、畑を耕すときには丁寧に異物を除去し、たい肥は3週間以上前に混ぜ込み、なるべくきれいな形の人参を作れるよう努力しようと思います。
面倒でも立派な野菜が収穫できた時の喜びを忘れずに、手を抜かないで栽培したいと思います。

皆さんも人参を栽培してみませんか?
健康を維持するためにも、たくさん食べたいですよね。

以上の注意点を守っていれば、比較的簡単に栽培できると思いますよ。
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最後までお読みいただき有難うございました。