育てやすくて美味しいマスクメロン「ムーンライト」をご紹介、家庭菜園

2025年7月19日

皆さんは自分でメロンを栽培したことがありますか?

専門家によるとメロンの栽培は、生育の段階ごとに必要な土壌中の水分や最適な温度が異なり、その管理が大変なので美味しいメロンを作るのは難度が高いと言われています。
家庭菜園の場合は天候次第ということになるので、気温や土壌水分のコントロールが難しく、私は諦めかけていました。
しかし、初心者でも栽培しやすいマスクメロンの苗をネット記事で見つけ、実際に私が栽培してみたので、それをご紹介したいと思い投稿しました。
「ムーンライト」という、収穫適期になるとそれまで緑色の果実が黄色く変わるので収穫時期が非常に分かりやすいマスクメロンです。
以下の写真がそれで、糖度が非常に高い、私が今年収穫した青肉系のメロンです。

私は数年前から、プリンスメロンやニューメロン、アンデスメロンなど次々といろんなメロン栽培に挑戦してきましたが、いずれも収穫時期がわかりにくく、また収穫時期まで株を元気に保つことができなかったりして、未だにそれ程美味しいメロンを収穫出来ておりませんでした。

毎年、もっと育てやすくて、しかも美味しいメロンの苗がないものかと、ネットで探していたのですが、やっと見つけました。
それが「ムーンライト」というマスクメロンです。
私は今年初めてこのムーンライトを栽培し、後述するように栽培方法に少し反省点はありましたが、そこそこの結果を出しました。
「ムーンライト」を詳しくお知りになりたい方は次の章の「ナント種苗」のサイト記事をご確認ください。

※当サイトは、広告主によるアフィリエイトプログラムに参加していますが、記事内容には公平さを心がけています。

「ムーンライト」は収穫適期になると外皮が黄変する

昨年の秋ごろ、育てやすい「超高糖度放任栽培メロン」というメロンを紹介しているサイトを見つけました。
ナント種苗株式会社という奈良県橿原市にある「農産種子の生産と卸販売」をしている会社のサイトで、
URLは、https://kateide-saien.com/?pid=128790110です。
そこで紹介していたのが糖度の高い「ムーンライト」という「超高糖度放任栽培メロン」でした。

「ムーンライト」とは草勢が強めで放任栽培を前提に育種されており、それまで緑色をしていた果実の外皮が、収穫適期になると黄色くなるので非常に育てやすいメロンだということでした。
また、マスクメロンの中でも「ムーンライト」は特に糖度が高く、放置気味に栽培しても糖度15度以上の実を付け、しかもうまく育てれば1株で10個~15個の実がなると言われています。

この初心者でも作りやすいというメロンの苗は通販で購入できるのですが、実は近所のホームセンター「コメリ」でも苗が売っていることを確認しました。

私は今年のメロン栽培に「ムーンライト」の苗を2株買って実際に栽培してみることにしました。

私が育てた手順などは以下に詳しく説明しますが、幅60㎝長さ1.8mの細長い畝に苗を定植し、支柱を立てて立体栽培としました。
プランター栽培でも可能だそうですが、出来るだけたくさんの果実を収穫したいので地植え栽培とし、子蔓4本仕立てで子蔓1本あたり2個~3個のメロン収穫を目指しました。
また、メロン栽培では雨除けがマストなので簡易的な雨除けハウスの中で栽培しました。

畑の準備

植え付ける土の準備は非常に重要です。
まず、土が酸性に寄らないように予め苦土石灰を㎡あたり100g程まいて耕しておきます。
そして、根をよく伸ばせる環境を作ってやる必要があるので、植え付ける2週間ほど前に堆肥を、㎡あたり3㎏ほど混ぜ込んで良く耕し、土に空気を含ませてふかふかの土壌を作りました。

植付け1週間ほど前には、化成肥料8:8:8と油粕、ヨウ燐少々をよく混ぜ込んで、幅70㎝高さ15㎝くらいで長さ1.8mの畝を立て、これにシルバーマルチを敷きました。
メロン【ムーンライト】は高温で乾燥した環境を好み、過度の水分があると弱って枯れてしまうとのことなので高い畝を作ることにより水はけを良くし、畝が広く高いほどメロンの根がよく伸び、大きく育ちやすくなります。
土中の水分をコントロールするために、メロン栽培におけるマルチングは必須で、私は更に、畝と畝の間にもビニールシートを敷いて畝間の土中への雨の侵入も阻止しました。

マルチなどは梅雨時期には過度に雨を土に吸収することを防ぎ、必要な水分は人間が土壌に与えます。
メロン栽培では水分管理が非常に重要です。

また、シルバーマルチを敷いたのはアブラムシやウリハムシなどの害虫を出来るだけ寄せ付けないためです。

苗の植え付け

近所のコメリで5月2日に苗が入ってきたので購入してすぐに植え付けました。
予め準備した幅70㎝で長さ1.8mの畝に、株間80㎝ほどで2苗を植え付けました。

まずは苗を植え付ける所に穴あけ器でマルチに穴を開け、その穴の土を掘りだし、水を一杯に入れます。
穴の中の水が引いたら苗をビニールポットから取り出して穴の中に置き、根元に土をかけて軽く押さえて水をたっぷり与えて完了です。
5月の初めなので朝晩はまだ寒く、したがって定植した苗には2週間ほどの間、写真のようにビニールを被せて防寒対策とした。

晴れた日の昼間はビニールハウス内が30以上にならないように、被せたビニールハウスの頂上付近に大きな穴を開けておきました。
また、ビニールハウスの中の温度を確認するために棒温度計を吊るしておきました。

散水の方法と散水時期.散水量

苗の本葉が5~6枚くらいになったら親蔓の先端を摘心し、子蔓の発生を促します。
尚、この写真ではほとんど分かりませんが、畝の上部中央に水まき用の塩ビパイプを這わせています。
この塩ビパイプには2㎝間隔で1㎜の穴を開けてあり、手前に取り付けたペットボトルに水を注ぐと畝全体のマルチ内に散水できるようにしており、これで朝昼夕に水を計量して供給し、1日当たりの潅水量の管理をしていました。

5月中旬頃になって気温が上がってきたらビニールハウスの裾部分を少し開けて風を通りやすくしました。
さらに2mの支柱を立て、支柱は1株あたりに4本を立てました。
子蔓が伸びてきたら、蔓の先端をビニールハウスの両サイドに出して、支柱に誘引して上に伸ばしていきます。

肝心の散水量ですが、果実の成長段階によって散水量を決めて栽培に取り掛かりました。
❶定植後は1株当たり1ℓ/日
❷苗が活着したら1株当たり0.5ℓ/日ほど

❸着果後は10日間ほどは1株当たり2ℓ×2回/日
❹受粉後12日頃〜18日ごろまでは1株当たり1ℓ/日
❺受粉後18日頃〜30日ごろまでは1株当たり2ℓ×2回/日
❻受粉後30日頃〜35日ごろまでは1株当たり1ℓ/日
❼受粉後35日頃〜45日ごろまでは1株当たり0.5ℓ/日
❽受粉後45日頃からは散水を止める(50日で収穫の予定)
以上のように決めていたのですが、結局は1株に10個ほどの果実があってその着果時期がバラバラだったので、一律に散水時期と散水量を守ることができず、また途中で枯れそうになってきたので、❼❽の散水を止める時期を延期したりしたのであまり良い結果が得られなかった。

雨対策として雨除けハウスを設置

気温が上がってくると子蔓はどんどん伸びてきたので蔓を支柱に軽く縛って誘引していきました。
梅雨になる前に雨対策として、簡易的な雨除けハウスを設置しました。
参考までに、私の使っている雨除けのビニールハウスは幅1.9m×長さ1.9m、高さ2mの大きさ(約5,000円)があり、地面の四隅に鉄杭を打ち込んでその上に雨除けハウスを組み立てて固定しました。
こうすることでハウスの有効高さが2mほどになり、ハウス内での作業もしやすく、強風にも負けないようにしました。

この雨除けハウスは昨年購入したものです。

人工授粉

着果節は10~15節にする予定なので、10節以下と15節より上の孫蔓はすべて摘心し、10節目に目印として赤いひもを巻いておきました。
また15節目もわかりやすいように青いひもを巻き、この間に咲いた雌花を人工授粉させました。
写真のように雌花が咲いたら、午前9時ころまでに

雄花の花びらを優しく取り除いた花粉を、雌花も同様に花びらを除去した中心部の柱頭にこすりつけました

この受粉作業が1週間~10日ほど続きました。(本来なら2,3日くらいの筈ですが)
これによって着果時期にかなりの幅ができ散水量の管理ができなかった。

追肥時期、追肥の方法

着果すると数日で子房が膨らんできましたが、受粉日がバラバラ(1週間あまりの期間)なので当然着果も時期がバラバラな感じでした。

「ムーンライトに追肥をする場合は実が付くまではあまりやりすぎないようにしましょう」と書かれていました。
だから着果を確認したらすぐに追肥する予定をしていたのですが、着果時期がバラバラだったので最初に着果を確認してから1週間ほどしてから追肥することにした。

追肥は、畝の両サイドのマルチをめくり、根っこを傷付けないように少し土を掘って油粕と化成肥料を撒き、土を戻しました。

果実の玉吊り作業

果実が拳大になったら、果実の付け根付近の孫蔓を吊るように玉吊り金具を作って引っかけて吊りました。
2㎏以上もある果実は大変重く、吊り金具で吊ってやらないと蔓がやられます。

自作のメロン吊り金具

 

果実が大きくなって外皮にひび割れが入ってきました。

果実が大きくなってくると、重さで吊り金具が外れたりしたので慌てて果実をネットで吊って補強もしました。

7月16日は以下の写真で、わかりにくいですがハウス内で果実の生育が進んでいます。
中には拳大くらいのまま大きくならない果実などもあり、散水量の調整が難しいと感じました。
雨対策の一環として、畝間の地面にもビニールシートを敷いて地中に雨が浸透するのも防止しました。

初収穫

8月1日になると、それまでは緑っぽい色をしていた1個の果実が急に黄色くなってきたので、初収穫しました。
1週間ほど前にはすでに水やりを止めており、かなり葉っぱの枯れが進んできていました。

私が今までに収穫したメロンよりかなり大きいので重量を測ってみると、なんと2.4kgもありました。
過去にプリンスメロンを収穫した時は600g~700g程しかなかったので4倍ほどの大きさでした。

 

その後も果実が黄色くなったら収穫していきましたが、途中で急に木が枯れそうになってきたので慌てて少し散水をしたりしました。
さらに4日後に6個、9日後に3個、13日後に1個を収穫し、全部で11個でした。

最後の果実を収穫したときには、下の写真のように木がかなり枯れ気味でした。

たぶんですが、着果時期をそろえて、水のやり方をもう少し上手にしていれば最後まで木を枯らさずにもっと糖度を高く出来たかもしれないと反省しています。

ムーンライトの甘さと反省点

収穫した果実は1週間ほど室温で追熟させてから、食べる直前の数時間ほど冷蔵庫で冷やして頂きました。
最初に収穫した果実の甘さは少し足りない感じでしたが、収穫時期が後になるほど甘さが増してきて、最後に食べたものはほぼ満足できる程度のメロンに仕上がっていました。(糖度計は持っておりませんので舌感覚で)
これらの甘さの違いは、生育期間の長さと与えた水分量に影響していると考えられます。

【反省点】
外皮が黄色くなってもすぐ収穫せずもう2,3日おいてから収穫した方がよかったように思います。
また、水分の与え方(時期と量)について、1株で5~8個も着果させると生育状況や果実の大きさがバラバラなので難しいです。

甘さを管理する意味では1株で果実を1~2個程度に抑えて散水時期にあった散水量を守れば、より甘くてより大きい果実が収穫できるのではないかと思います。
たくさんの果実を収穫したいと考えましたが、1個2㎏あまりもある大きな果実が出来るので、果実数を制限すればさらに大きくもなることが考えられ1~2個でも十分とも考えます。
来年もムーンライトを栽培するなら今回の反省点を教訓にし、ある程度果実数を制限して散水量を最適に管理して甘くて大きな果実を収穫したいと思います。

皆さんも、収穫適期に外皮が黄変する「超高糖度放任栽培メロン」というムーンライトを栽培してみませんか?
初心者でも甘くて大きいマスクメロンが収穫できますよ。

最後までお読みいただき有難うございました。