今年の大根は久しぶりに豊作、土作りと追肥の時期がポイント
家庭菜園の好きなたか爺です。
我が家のダイコンが数年ぶりに豊作でした。
私が行なったダイコンの作り方がベストかどうかは分かりませんが、自分なりに豊作だったのでその備忘録としてここに記事にして残しておきたいと思います。
最近は不作続きだった
毎年、夏の終り頃にダイコンを植えてますが、ここ数年くらいはダイコンがあまり太くならず、その原因もあまり考えもせずに毎年同じように植えては不作が続いていました。
今年はダイコンの作り方を勉強しなおして育てたところ、写真のように久しぶりに豊作でした。
不作だった原因は土作りと肥料の与え方にあったのではないかと思っています。
今年はダイコンが立派に育ったのでその育て方を以下に記録しておきます。
土作り
8月20日ごろに、種を植える1週間くらい前にいつも通りに畑に苦土石灰(粒)を多めに撒いて軽く耕しておきました。
そして種蒔きの1週間くらい前には、多めの牛糞堆肥と化成肥料(8:8:8)と熔燐少々を撒き、深さ30cmくらいまでしっかり耕した。
十分に深く耕して1週間ほど寝かせておきました。
深く耕すことも立派なダイコンを作る条件の一つです。
種まき
そして9月初めころ、幅50cm高さ20cmくらいの畝を作り、たっぷりと水を撒いた後その上からシルバーマルチを掛けました。
シルバーマルチを使ったのはアブラムシなどの害虫対策として。
最近、私はシルバーマルチを使うようになりましたが、これは太陽光がまぶしくて虫が寄ってこないそうです。
※マルチを使う理由などについてまとめた記事、「農業用マルチシートの地温上昇効果を実地確認してみました(家庭菜園)」を読んでみてください。
そして写真のようなペットボトルで自作したマルチの穴開け器で、約20cm間隔くらいでマルチに穴を空けました。
長さ3mの畝に16穴×2条植えで32本、これを2畝植えて64本の大根収穫を目標としました。(結果的には列幅は20cm、株間18cmの間隔で植えたことになる)
空けた穴の中に、指先を挿して深さ1cmくらいの穴を1ヶ所につき3~4ヶ所あけ、これにダイコンの種を入れていきます。
その上に土を被せ軽く押さえました。
再度、それぞれの植え穴にたっぷりと水を与えます。
その後、蝶々🦋が卵を産み付けないように、その上から防虫ネットを被せました。
過去に、発芽した若い芽をあおむしに食べられてダイコンの芽が全滅したことがあったので蝶々には懲りています。
3~4日程すると芽が出て来ました。
追肥1回目
その後順調に育ち、9月17日にもなると写真のように大きくなったので間引きして1穴に1株とし、株の周りに化成肥料を与え、土寄せを行いました。(1回目の追肥)
間引きした株は収穫して、炒めて食べました。
2回目の追肥
更に2週間ほどすると(9月30日)、大きく育って防虫ネットが狭くて窮屈になってきたのでネットを外しました。
この時、またマルチの裾をめくって化成肥料を与え、2回目の追肥を行いました。
10月7日になるとダイコンが少し太り始めました。
そして10月末にもなると立派なダイコンに育ちました。
しかし太ったダイコンは畝の端っこの一部だけで、まだ細いものが大部分だったので今年も失敗だったか、と少し落胆していました。
3回目の追肥(おまけで)
肥料が足りていないと思ったので、もう一度畝の裾のマルチをめくって即効性の液肥と化成肥料を少し与えました。
そしてさらに1か月余り経つ(11月末)と以下の写真のように、殆どのダイコンがかなり太くなり満足な結果となりました。
変形したダイコン
しかし収穫してみると、太さはまずまずですが、長さが少し短いものがあったり、根が曲がっていたり、二股に割れたダイコンがいくつかありました。
根っこが割れたりするのは、小石や未熟な堆肥などの異物に当たったためだそうです。次回からは、種を撒く前の土作りの時に小石などの異物をしっかりと取り除き、堆肥は塊などの無いものを使うようにしたいと思います。
形はいろいろであっても、一応大きく育ったので良しとしました。
今回の改善点
最近の不作の原因は、種を撒き時期もあるでしょうが先にも書きましたが、追肥の時期と施肥量であろうと思います。
今回はダイコンの作り方を書いたテキストに従って、本葉が3~4枚の時に1回目の追肥をし、種蒔き後45日くらいで2回目の追肥を行いました。
あとはさらに1ヶ月後、まだ太り具合が足りないと思い、化成肥料と液肥を少し与えました。
次回からもこんな感じで育てれば失敗はしないと思う。
他の人の畑を見ると、皆さん簡単そうに上手に育てているように見えますが、考えて追肥などをしているのでしょうか。
美味しく食べました
早速収穫したダイコンを、ふろふき大根にして食べましたが柔らかくて美味しかった。
おでんにしたり、またダイコンをすりおろして
寒くなってきたので、うどん好きな私はおろしうどんにして食べたりしています。
暖かいおろしそばも良かったです。
うどんやそばに入れる時は出汁が薄まるので、うどん出汁を少し濃いめにした方が良い感じでした。
もし太った大根を上手く育てられないという方がありましたら、私がやったような育て方を参考にされたらいかがでしょうか?
最後までお読みいただき有難うございました。
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