大根を袋栽培してみた。菜園いらずの野菜栽培
こんにちは、植物の成長を観察するのが好きな ”たか爺” です。
今日は、大根栽培を例に、野菜の「袋栽培」についてご紹介したいと思い投稿しました。
袋栽培とは、次の写真のようにビニール袋を利用し、これに培養土などを入れて野菜や花を栽培するものです。
私は過去に深いプランターで大根を育てたことがありますが、深いプランターが無くても、袋を使えば根菜などの野菜も簡単に育てることができるのです。
マンションなどに住んでいる方が花や野菜を育てる場合、ベランダでプランターや鉢などに土を入れて栽培されているかと思いますが、根菜などの深いプランターが必要なものでも袋なら簡単に栽培することができ、後始末も簡単です。
袋栽培とは
袋栽培とは、培養土やたい肥などの空いたビニール袋を利用し、これに肥料を混ぜ込んだ培養土などを詰めて、それに野菜の種を蒔いて栽培するというものです。鉢やプランターなどを使う代わりに空いたビニール袋を容器として利用するというだけで、あとのやり方同じです。
以下の写真はホームセンターで買ってきた培養土ですが、このような空き袋を利用して行います。
買ってきた培養土を、そのまま上部を切って開けて使ってもいいと思います。
我が家の畑事情
我が家の畑は非常に狭い(約9坪)ので、野菜類を連作しないために毎年何処に何を植えるか悩みます。
そこで、袋を使った栽培方法があると聞き、これは場所を選ばずに、特に根菜の栽培に向いていると思い、試しに大根を栽培してみた。私が実際に袋栽培をしたところ、意外と簡単にうまく栽培できました。
これだと場所いらずで、畑以外でも日の当たる場所なら何処でも栽培して収穫できます。
マンション住いなど菜園の無い方の参考になればと思い、備忘録を兼ねてこの記事を投稿することにしました。
実際に大根を袋栽培してみた
実際に大根の種を蒔いて袋栽培をしたので、土の準備から収穫までを以下に順を追って説明します。
まずは土の準備から
次の写真のように、空いたビニール袋に培養土などを詰め込みます。
私の場合は培養土に畑の土を半分ほど混ぜ込んで袋に詰めこみ、上から化成肥料8:8:8を20gを入れてかき混ぜました。
培養土はそれほど安価でもなかったので畑にあった土を混ぜて増量した訳です。
買ってきた培養土であれば、袋ごと立てかけて口を開けるだけでそのまま使えます。
また、栽培期間が長いので、途中で倒れないように袋を何かに縛ったり、何袋かある場合には袋全体を縛っておきます。
そして、底部から水が抜けるように、袋の底から5㎝程のところを1周して、釘でプツプツと10個以上の穴をあけておきます。
こうしないと水はけが悪くなり、植物が根腐れを起こしてしまいます。
今回使ったのは14リットル入りの培養土の袋でしたが、土を入れて立てかけると高さは約41㎝ありました。
種まき
4/24、これに大根の種を、間隔をあけて3か所に4粒づつ蒔いて5㎜ほど覆土し、底から水が出てくるまで水をやりました。
底までに水が届くのに少し時間がかかるので慌てずに待ちます。
3日ほどすると芽が出てきました。(春大根です)
(となりでは長いもを植えています。)
間引きと追肥
5/10(2週間後),1回目の間引きと追肥を行いました。
3か所のそれぞれ2本を残して間引きし、化成肥料8:8:8一つまみを3か所の間に撒いて土に混ぜ込んだ。
間引きしたものです。勿体ないので少ないですが味噌汁に入れて食べました。
5/25(4週間後),2回目の間引きと追肥を行いました。
5/30,次の写真のように、この日も猛暑だったので昼頃には水切れして葉っぱが萎れかけていたので慌てて水をやった。
土はかなり水はけが良いので気温が高いとこのように葉っぱが萎れることが多い。
このあと6/12に、大根の肥大が遅かったので3回目の追肥を行った。
収穫
6/22,よく見るとトウが立ち始めた。
3本の大根の内、トウが立った、一番太ったもの1本を収穫した。
6/25,残りの2本も、トウが立ち始めたので収穫することにした。
収穫のために最後の大根を引き抜いたところ。
太さはいまいちですが、長さは袋の高さの2/3くらいで約25㎝。
まずまずの大根が3本収穫できました。
終わった土は、苦土石灰と米糠と水を少々入れ、半月ほど天日に干せば再利用できます。
最後に
袋栽培の場合は水の管理に気を付ける必要があるようです。
畑なら大根を植えたら広範囲の周りの土にも水分があるが、袋栽培では袋の中だけ(直径30㎝程度)なので頻繁に水をやる必要があることが分かった。
今回はこの水やりが上手くできてなかったので大根の肥大がいまいちだったように思います。
この辺に気を付けて、上部の土が乾いたら底から水が出てくるくらい水をやれば立派な大根が収穫できたかと思います。
因みに、次のような野菜が袋栽培できるそうです。
「袋で野菜を作ろう」のサイトを参考にさせて戴きました
①春から夏の野菜
トマト、きゅうり、ナス、ピーマン、枝豆、スイカ、トウモロコシ、オクラなど
②秋からの野菜
大根、人参、玉ねぎ、キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど
このサイトでは使った袋と土の再利用法も教えてくれているのでご参考に。
根菜などかなり高さのある野菜も栽培できますよ。
プランターが無くても日当たりの良い場所であればいろんな野菜が手軽に栽培できます。
場所さえあれば袋をいくつか並べればたくさん収穫することも可能です。
どうですか、皆さんも一度袋栽培に挑戦してみては如何でしょうか?
袋栽培用の不織布の袋なども売っていますのでご参考までに。
最後までお読みいただき有難うございました。
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