メロンの着果位置(節)の違いによる甘さの比較

2021年8月31日

こんにちは、たか爺です。

私が家庭菜園に興味を持ち初めてもう10数年も経ち、毎年ほぼ同じ種類の野菜を育てていますが、毎年栽培するときには、肥料の種類や施肥量およびその時期などをいちいちネットや本で調べては実行しています。

家庭菜園のテキストやネット記事によると、メロンの栽培は初期のうちに親蔓を摘心して子つるを伸ばし、子つるの比較的低節位(7~10節目)についた孫つるに着果させることが美味しい果実を収穫するベストな方法であると記されていますが、いつも目標の位置(節)に着果させることが出来るとは限りません。

今日はプリンスメロンの栽培において、収穫した果実の着果位置の違いによる甘さの比較結果を記事にしてみました。

実は私は2年前にプリンスメロンを栽培したことがあり、その時はプリンスメロンを1苗から4本の子蔓(こづる)を伸ばして12個のメロンを収穫し、これが全部結構甘かったのを記憶しています。その時は7~11節の孫つるに着果させることが出来ていました。
その時の記事はこちら⇨魚粉を使ったメロンの空中栽培、1株から12個も収穫出来て超あまい!

 

今年もプリンスメロンを栽培したくて苗を植えたのですが、目標の着果節位に着果できず、結果的にはかなり高節位に着果してしまったので着果節位の違いによる果実の甘さを比較することにした。

 

一般的には、その着果節が7節目以下なら小さく変形果が多く、また10節目以降は糖度が低いという欠点があるということで7~10節目辺りがベストらしいです。

今年収穫したメロン果実について、着果節と糖度(甘さ)の関係を実際に食べて確認したので発表したいと思いますが、栽培方法が甘さに影響することがあるかと思うので栽培方法から述べていきます。

栽培方法を紹介

まずは土作りと施肥

幅60cm約4mほどの細長い畝に、植え付け3週間くらい前に苦土石灰200gと堆肥20リットル、熔リン100gを全面に撒きよく耕しました。

そして植付け1週間ほど前に、先に耕して作った畝の中央に深さ30cmくらいの溝を掘り、ここに完熟堆肥10リットルと8:8:8の化成肥料100g、米ぬか8リットルほどと魚粉200gほどを撒き、底土とよく混ぜて周りの土で埋めました。

今回も甘い果実を収穫するために魚粉を、そして米ぬかも使ってみました。

魚粉の効果については「魚粉を使ったメロンの空中栽培、1株から12個も収穫出来て超あまい!」の記事をご参考に。

 

4月27日に畝全体に黒マルチを掛け、この畝の奥の端にスイカ、手前の端にプリンスメロンの苗を1株ずつ植え、10日間ほどビニールでキャップして保温しました。

定植して1週間ほどしたらこんな感じでした。
この後、親つるを摘心して子つる4本を伸ばす予定です。

定植して1ヶ月後(5/26)はこんな感じで、支柱にネットを掛けて子つる4本を空中に伸ばしていきました。

中々雌花が咲かず、何とか雌花が咲いても中々着果せず、やっと6月20日~6月24日ごろに着果しました。

追肥

着果したのを確認したら追肥として化成肥料と魚粉少々を畝の真ん中辺り(向こうの端がスイカで手前の端がプリンスメロンなので)に、マルチをめくって与えました。

2年前の実績経験から、着果数は1蔓に3~4個までにしました。
但し、着果したのはほとんどが17~24節目という高節位で、一番低いのが9節目と13節目で、
予定の7節目~10節目までに対してほとんどが高節位という結果になってしまった。

以下の写真は7月3日の様子で、着果した果実が順調に成長していました。

 

収穫

7月20日の朝起きると、4個の果実が地面に落ちていました。
収穫予定日(開花後45日くらい)よりも1週間程早く落下してしまった。

一般的にプリンスメロンの場合、収穫時期が近づくと果実のつけ根にわずかな離層ができ始め、ヘタがとれやすくなるそうです。
畝に被せたマルチの上に落ちるようにしてあったので、落ちても衝撃が少なく割れたりはしませんでした。

今回は収穫予定日よりも1週間程早かったので、まだ動物の被害を避けるためのネットをしていなかったのですが、メロンの香りが微かにしていたので慌てて畝の周りにネットを張りました。

翌日にも3個の果実が落下していました。

さらに翌日に1個落下し、そのまた5日後に最後の1個が落下。
結局、初収穫した日から1週間ほどの間に全部の果実が落下・収穫し、1本の木から9個の収穫でした。

収穫した果実の着果節位と摘芯の位置関係

収穫できた9個の果実の、それぞれの着果位置(節)を図にすると以下の通りです。

最初は子つる4本を伸ばし始めたのですが、途中でウリハムシ(?)に先端を食われて3本になってしまい、着果個数を1蔓あたり最高で4個までとした。

これを1週間程追熟させてから食べて評価をしてみました。

※メロンは収穫後しばらく追熟させた方が甘くなるそうです。

追熟が必要であることについては下記の小林農園様の記事を参照させて戴きました。
「追熟により、ようやくメロンは”完成”します」🔗

メロンの着果節位と甘さの関係は?

今回収穫したメロンを食べて甘さを10段階(1が最低で10が一番甘い)で評価しました。
評価は2人で判定し、その結果を先ほどの図に描いてみました。

前置きとして、今回の果実はほとんどが収穫予定日よりも1週間程早く落下しており、子つる❷の23節のものだけはほぼ収穫予定日に落下しました。

この図を見ると、子つる❷では23節の評価が7~8でしたが、これは他の果実よりも1週間程長く落下せずに養分を蓄えていたからだと考えられ、それ以外の果実は高節位よりも低節位の方が評価が良かった。

一方、子つる❶と子つる❸では全部評価が5~6と同じで、着果位置の違いによる甘さの変化は無かった。
この理由は説明できないが、それよりも
収穫予定日よりも1週間も早く落下してしまったことが評価5~6程度の評価になった原因ではないだろうか。

以上の結果から、収穫時期が早いと糖度が十分にのらず甘さが足りないことと、どちらかと言うと高節位の方が糖度が低いような感じでした。

最後に、まとめ

今回の結果では、高節位のものは糖度がのらないという証明には十分でなかったような気がしますが、収穫時期が早すぎると糖度がのらないということが分かったと思います。

今回の空中栽培では果実を蔓(つる)にぶら下げていたので自然落下=収穫となりましたが、果実を袋に入れて吊って栽培すればもう少し落下時期を延ばすことが出来、もう少し糖度をのせることが可能だと思います。

また来年にでももう一度確認して、記事にしてみたいと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。