メロンの露地栽培での水分管理、水のやり方など
目次
こんにちは、野菜を育てることが好きな ”たか爺” です。
私は数年前から、美味しいメロンを自分で作ってみたくて、メロンの栽培方法をYouTubeやいろんなサイトで勉強しました。
だいたいのやり方は理解したつもりでしたが実際に栽培してみると、いろいろ問題点などが次々と分かってきたので反省しそれを翌年に改善してまた実践するという繰り返しをしてきました。(毎年2〜4株を栽培)

メロン農家の専門家によると、メロン栽培では生育の段階ごとに必要な土壌中の水分や最適な温度も異なるそうです。
家庭菜園では天候による影響(日照時間、気温、土壌水分)が大きいので、温度調整のできるハウスでもない限りは最適な環境を作るのは難しいと言われています。
家庭菜園で美味しいメロンは可能だ
温度管理は天候次第のところがあるのでお天道様に委ねることになるものの、栽培時期が5月〜8月であれば最適な温度に近いものになると思います。
一方、水分管理については管理のポイントを理解していれば、工夫することで何とかなると考えています。
したがって、私は家庭菜園でもそこそこ美味しいメロンを収穫することは可能だと考えました。
今回は、雨除け用の簡易ハウスを利用したプリンスメロンの空中栽培を実地で行い、温度管理は気候任せですが、その水分管理に挑戦してみました。
そして私が実施したこととその問題点・反省点をここに備忘録として残しました。
結果的には、今回はあまり良い結果ではなかったのですが、今回の反省点を生かして次回には美味しいメロンを作りたいと考えています。
メロン栽培における最適な温度や土壌水分
メロン栽培では生育の段階ごとに必要な土壌中の水分が異なり、生育に最適な温度も生育の段階毎で異なると述べましたが、ホームセンターバロー様のサイトに、メロン苗の成長過程における最適な気温および土壌水分をグラフに示されていました。

このグラフのうち、土壌水分だけを見れば、
①定植後は活着するまでは水分を高めに保ち、
②活着後は開花するまで水分を減らしていって雌花を咲かせ、
③着果を確認したら1週間ほどで摘果し、2週間ほどは残した果実を肥大させるために水分を高くし
④収穫予定の10日ほど前から果実の糖度を上げるためにほとんど水を与えない、
となっており、このことについてはどのサイトを見てもほぼ同じようなことを書かれていましたので間違いないと思います。
以上のように、家庭菜園では気温についてはどうしようもないけれど、土壌水分は工夫すれば何とか調整できそうだと考えました。
通路にもマルチを敷いて雨水の地下浸透を防止
露地栽培の場合、温度管理はほとんど無理かと思いますが、水分管理については雨が土壌に浸透しないように囲ってしまえば、土壌中の水分管理はある程度可能ではないかと考えました。
実に単純ですが、マルチを広く敷くことでメロン株まわりの通路の土壌中にも雨水を入れないようにすれば良いのでは、と考え、実地検証してみることにした。
今回のメロン苗を植える畝の幅は60㎝とちょっと狭いですが、これに両側の通路幅40㎝ずつにもマルチかビニールシートを敷いて雨水の土壌への侵入を防ぎます。(下図)
尚、通路は畝の中央付近が一番高く、手前と奥に向かって勾配を取って排水し易くしています。

また、狭い家庭菜園などの場合には、蔓を上に伸ばす空中栽培をするのが場所を取らずに最適かと思います。
【空中栽培で誘引・整枝や人工授粉などの作業性も考えて、雨の侵入を防ぐために全体を覆うビニールハウスのような大掛かりなものになってしまうが、予算の都合でビニールハウスは今後の課題とする。】
これに、株元を雨から保護するために苗の周囲を覆う小さいビニールトンネルを作り、蔓を伸ばすために支柱を立てて空中栽培を行う。

実際のメロン栽培は
私が実際にやった方法は、3株を植えて1株に4本の子ツルを伸ばし、苗が小さいうちは蔓はトンネルの中で、それ以上大きくなってきたらトンネルの両側からツルを出して支柱・ネットに誘引して上方へ延ばす。
(写真は栽培初期なので、まだ通路にビニールシートなどは敷いていない)

以下の写真は、通路に透明マルチを二重にして敷いたもの。
ツルが伸びてきてトンネル下部の両側から出て上部のネットに誘引し始めた。

蔓がかなり伸びてきてています。
(後で分かったことですが、活着後も水を与え過ぎたようです。)
通路へのマルチ敷きは有効かと思いますが、結果からいうと、残念ながら何度も足で踏んでいる間に一部に穴が開いて地下浸透したかもしれないです。

水やりの方法など
トンネルにビニールマルチを被せたので水やりをし易くするために、株間に漏斗を20㎝ほど差し込んで設置しました。

株間に漏斗を合計で4個埋め込んで水やりをしています。

この漏斗は、ペットボトルと長さ20㎝の塩ビパイプをくっつけて作ったものです。

20㎝の塩ビパイプの底を閉じ、上からの10㎝に、1㎝毎にΦ1㎜の穴を四方に開けており、その穴から土壌中に水が分散するイメージです。

この漏斗を畝の真ん中の株間に差し込んでおき、実際に水を与える時はトンネルの上からさらに大きな漏斗を差し込んで与えました。

蔓が伸びた場合でも、その間に柄杓を差し込んで水やりをしました。
水やりの量と時期
ネットでメロンの育て方を調べたら、
❶苗を植えた直後はたっぷり水やりをして活着させる
❷その後は乾燥ぎみに育てて雌花を咲かせる
❸着果が確認できたら、多めに水やりをして果実を肥大させる
❹収穫予定の10日ほど前になったら水やりを控え果実の糖度を上げる
と、「たっぷり」「乾燥気味」「多めに」「控える」など漠然とした表現で、水やりの量についてあまり詳しく書かれたサイトは無かった。
更にいろいろ探していたら、YouTube動画などで実に詳しく説明しているところを以下の2つを見つけた。
(1)メロンの水やり方法7ステップ【美味しく大きくなる灌水】
(2)マイナビ農業(https://agri.mynavi.jp/2018_12_19_52213/)
その結果は
水やりはできるだけ午前中に行い、
定植してから十分に根付くまでは多めに、
根付いたら乾燥しすぎない程度に水をやる、
着果したら、2週間は多めに水をやる、
着果後30日ごろを過ぎたら徐々に水をやる量を減らす。
こんな感じでやってみましたが・・・
子ツルの成長具合いや雌花が咲く時期、着果時期など、成長がバラバラだったので着果後の水やり量の調整が非常に難しいものでした。
とりあえず1番果の1週間ほど遅れて水やり量を増やし、収穫時期を1番果が着果してから40日後と仮定して水管理を行った。
これだけ水管理に気を付けても、収穫直前に降った大雨の数日後にはメロンにひび割れが発生した。
通路のビニールシートを何度も足で踏んでいる間に一部に穴が開き、雨水が地下浸透したようです。
肥大期が過ぎていたところへ多量の水分を吸って割れたのであろう。
写真は収穫直前の果実でしたがひび割れたので収穫した。
数日ほど追熟してから食べたがそこそこの甘さであった。

次の写真も収穫間近の果実ですが既にひび割れしていたので早めに収穫した。甘さはそこそこでした。

そろそろ終わりに近いメロンの木ですが、まだ何個かのメロンが成っています。

結果的に、プリンスメロン3株で18個が収穫できたが半分くらいはひび割れた。
今回の反省点
定植してから活着するまではしっかり水やりをしたが、その後も続けたので生育が悪く雌花が付くのが遅れ、着果時期がバラバラになってしまったと思われる。
着果時期がバラバラになったため、着果後の日数に応じて水の与える量を調整する予定であったがうまく出来なかった。
また、通路にビニールマルチを敷くことで雨水が土壌中に侵入しないようにしたつもりであったが、2か月以上も歩いて踏んづけていたので一部が破れていたのかもしれない。
それは大雨の数日後にメロンにひび割れが起こったことから推察される。
もっと丈夫なシートを敷く必要がある。
以上の失敗から、次回の栽培時は以下のように改善するべきだと考えています。
❶苗を定植してから根付くまではたっぷり水をやり、
❷根付いたら乾燥しすぎない程度に水をやる(=500ml/株)
❸着果したら10日目までは多めに水をやる(=1500~2000ml/株)
❹着果後11~18日ごろまでは水をやる量を控える(=800~1000ml/株)
(それが過ぎたら再度水を多めにやる)
❺着果後30日ごろを過ぎたら徐々に水をやる量を減らす。(=ほとんどやらない〜500l/株)
通路に敷くビニールシートは何度か踏んでも破れない丈夫なものを選ぶ。
そして、出来れば土壌中の水分を管理するために「土壌水分計」が1つ欲しいと思います。
これを実践して美味しいメロンを育てたいと思っています。
最後までお読みいただき有難うございました。






















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