【夏バテ予防】初心者でも簡単なオクラの育て方とその栄養価
こんにちは、家庭菜園好きのたか爺です。
みなさんはオクラを食べていますか?
ネバネバした粘り気とプチプチとした食感が特徴的なオクラは、夏には欠かせない食材ですよね。
今日はそんなオクラの栄養価と、家庭菜園でのオクラの初心者向けの育て方について記事にしました。
オクラの栄養価
オクラにはさまざまな栄養素が豊富に含まれており、たいへん健康に良い食材です。
オクラにはビタミンB1がピーマンの3倍も含まれており、夏バテなどの疲労回復に効果が期待できます。
そして、ネバネバ成分はペクチンなどの食物繊維だそうで、ペクチンは整腸作用を促し、便秘を予防して大腸ガンのリスクを減らす効果があるとされています。
また、オクラにはβカロテンがたくさん含まれており、抗発ガン作用や免疫賦活作用があるとされています。
βカロテンは視力や粘膜の健康を維持するほか、皮膚の健康維持といった美容面にも効果的です。
免疫力アップや抗酸化作用を持つビタミンCも多いので、体の老化予防にも良いでしょう。
こんなに健康にいいことばかりのオクラなので、夏場には私は自分で栽培してしっかり食べています。
オクラの栽培方法
私は毎年我が家の狭い畑にオクラを6~8株ほど栽培し、たくさん収穫して食べています。
私がオクラを初めて植えた時は途中で1本だけ枯れるという出来事がありましたが、その後は毎年あまり手を掛けなくても簡単にムクムクと育ってくれています。
ということで、オクラの栽培は比較的簡単なので初心者の方にもお勧めです。
以下に、栽培の仕方について纏めました。
オクラの栽培には、種を撒いて育てる方法と、ポット苗を買ってきて畑に植え付ける法があります。
本数が少ない場合はポット苗を買って植え付けた方が確実ですが、沢山植える場合は高くつくので種を撒いた方がよいでしょう。
オクラを種から育てる場合で育苗する場合は4月中旬頃が、直播きする場合は5月中旬〜6月頃が種まき時期です。
ポット苗を買ってきて畑に植え付ける場合も5月中旬〜6月頃が良いでしょう。
種まきの場合・育苗
4月中旬ごろ、ポットに培養土を入れ、3粒ずつ種をまいて1cmくらい覆土して軽く押さえ、たっぷりと水を与えま、発芽するまで土が乾かないようにします。
発芽したら本葉2〜3枚の頃に間引いて成長の良い苗を選んで1本立ちにします。
ポット苗は温室などの暖かい環境で育て、日光に充分当て、高温になりすぎないよう注意する。
水やりは朝に行うこと。
※10℃以下では低温障害を起こすため、早まきは避ける
畑の土作り・元肥の施肥
植え付け2週間ほど前に、石灰を撒いてよく耕し、更に堆肥も入れておきます。
そして、植え付け1週間前に元肥を入れます。
私は元肥として油粕と化成肥料(8:8:8)を1㎡当たり100gとヨウ燐少々を使っています。
オクラは吸肥力の旺盛な植物なので、元肥を施しすぎると茎葉ばかり育って実つきが悪くなります。
そのため、堆肥と元肥は適度に施し、後はコンスタントに追肥で調整します。
私は地温を上げるために黒マルチを掛けました。
※マルチについての説明はこちらへ
苗の植付け・支柱立て
5月中旬に、育苗したオクラの苗や、ホームセンターなどで売っている苗を畑に植付けます。
今回、私が買ってきたポットには3~4本も苗が入っていたので、これを2ポット購入しました。
普通はこのまま密植するのでしょうが、このポットをひっくり返して、根を切らないように1本ずつ丁寧に分離して、1本ずつ分けて7ポットにしました。
5月中旬から6月中旬ころの天気の良い日に、マルチに植え穴をあけ、植穴にたっぷりと水を与えて苗を植え付けます。
オクラは草丈が2mくらいになる場合があり葉っぱも広がるので、植穴の間隔は40〜50cm以上望ましいです。
初期育成では低温を嫌うので、2週間ぐらいは「あんどん」などで保温しておきます。
植付け当初は風の影響があるので支柱を立ててこれに紐で軽く結びます。
最初の内は短い仮支柱でも構わないが、成長すると2m以上に伸びるので最終的には1.5m以上の支柱を立てます。
追肥の時期・施肥量
6月下旬ころからどんどん花が咲いて実がなっていきますので、収穫が終わるまでの間、2週間に1回、化成肥料(8:8:8)を株本から離して1㎡あたり20gほどを追肥していきます。
成長点(先端)から開花位置までの長さが短くなってきたら肥料不足が考えられるのですぐに追肥をする必要があります。
開花・収穫
6月後半にはオクラの花が咲き始め、花びらがとれた後に実が成長していきます。
開花から4〜5日ほどの、長さ6〜7cmの頃が収穫適期です。実の付け根をハサミで切り取って収穫します。
収穫が遅れると、皮が固くなって食用に向きません。
実を収穫したら、1本収穫するごとにすぐ下の葉を切り落とします。
このように摘葉することで、養水分を上の若い葉の方に回すことができるので元気に成長します。
病害虫対策
病気としてはうどんこ病に罹りやすいそうですが、追肥と水やりを怠らなければ比較的発生が少ないようで、私の場合、高畝にしてマルチングを掛けているのでほとんど病気になったことがありません。
ただ、害虫ではアブラムシやワタノメイガに侵されやすいです。
アブラムシが付くとアリが寄って来るので分かりやすいのですが、私の場合はベニカマイルドスプレーを噴霧しています。
これはオーガニック栽培で使用可能な食品成分から生まれたもので、イヤな臭いもなく、野菜や果樹の収穫前日まで使えるというものです。
ワタノメイガは淡緑色の幼虫で、葉を筒状に巻き、その中で食害します。
私の場合は、巻かれた葉を見つけたらその部分を切り取って踏みつけて処理しています。
無農薬栽培を心掛けているので農薬は使わないようにしています。
初めての方でも簡単に栽培できるので、皆さんも一度やってみたら如何ですか?
最後までお読みいただき有難うございました。
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